スマホとの親和が試される『NieR Re[in]carnation』 期待するユーザーほど注意が必要?

スマホとの親和が試される『NieR Re[in]carnation』 期待するユーザーほど注意が必要?

 『NieR Re[in]carnation(ニーア・リィンカーネーション)』のクローズドβテストが、2020年7月29日よりスタートした。

 人気シリーズの最新作とあり、今年3月の開発発表時から大きな話題を呼んだ同タイトル。スマートフォンへと舞台を変えて紡がれる世界は、ゲームフリークたちをまた感動へと誘うのだろうか。

 本稿では、クローズドβテストへの参加を踏まえ、『NieR Re[in]carnation』のシステム面をレビューしていく。正式リリースを待ちわびるファンほど、注意が必要となるポイントが見えてきた。

スマホゲームとして登場するシリーズ最新作『NieR Re[in]carnation』

 『NieR:Automata(ニーア・オートマタ)』の発売から3年。今年3月、満を持してのお披露目となった『NieR Re[in]carnation』は、シリーズ初のスマートフォン向けタイトルだ。開発を担当するのは、『BLADE XLORD ―ブレイドエクスロード―』『SEVEN’s CODE―セブンスコード―』などのスマホタイトルで知られるデベロッパー・アプリボット。制作スタッフには、ヨコオタロウや岡部啓一といった過去2作の中心メンバーが再結集された。これまで家庭用プラットフォームで人気を獲得してきた同シリーズ。スマホという新しいステージでの挑戦に懸念を抱きつつも、発表に胸を高鳴らせたファンは多かったに違いない。

 『NieR Re[in]carnation』には、“檻(ケージ)”と呼ばれる閉じられた世界で目覚めた少女が、さまざまな人物の“記憶”を辿りながら自我を取り戻していく物語が描かれる。そこに横たわるのは、紛れもない『NieR』の世界観だ。

 開発発表と同時に公開された実機プレイ動画には、古代から中世の時代を思わせる建築のなかを駆ける主人公の姿が収められた。ナレーションやテロップなどはなく、映像と音楽だけのシンプルなトレーラーだったが、シリーズ作品と知らされずに観ても誰もが“それ”だとわかる、『NieR』の雰囲気が充満した映像となっていた。

 それから4か月。想像するより早いタイミングでクローズドβテストにたどり着いた『NieR Re[in]carnation』は、どのようなインプレッションをプレイヤーにもたらしたのだろうか。

世界観が絶賛の『NieR Re[in]carnation』 システム面にはスマホならではの課題も

 これまで同シリーズの作品は、シームレスなリアルタイムアクションをバトルシステムの売りとしてきた。しかし『NieR Re[in]carnation』には、プラットフォーム変更の影響からか、アクティブコマンドバトルが採用されている。

 今回実施されたクローズドβテストではその一部始終を体験できたが、各所でプレイヤーにストレスを与えないミニマルな設計が目立っていた。たとえば、ゲージを溜めてワンタッチで放つスキルシステム、バトルそのもののスピード感・爽快感、倍速・オートモードの存在などだ。そこには、「周回による素材集めが前提」というスマホゲームならではの特性への配慮がうかがえる。知見のあるデベロッパーを開発に迎えた成果だとも言えるだろう。

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