「Apple TV+」による「Disney+」対策かーー『かいじゅうたちのいるところ』など手掛けた絵本作家、モーリス・センダック作品を配信へ

 Appleが映像を配信する定額サービス「Apple TV+」は7月6日、絵本作家モーリス・センダック氏(故人)に関連するコンテンツ作りのため、モーリス・センダック財団と契約したことを発表した。

子ども向けコンテンツを追加する動き

 『Apple TV+』公式サイトは「両者が今後複数年にわたり、モーリス・センダック氏の絵本やイラストに基づいた、新しい子ども向けシリーズやスペシャルを制作する予定だ」としている(参考:https://apple-tv-plus-press.apple.com/en-US/news/2020/07/apple-inks-overall-deal-with-the-maurice-sendak-foundation/)。

 今回の契約は、Apple TV+における独占コンテンツで“子どもに愛される物語やキャラクターを増やす”ための動きだという。

 モーリス・センダック氏は、生前に80冊以上の作品を制作。『かいじゅうたちのいるところ』は世界中で約2000万部売れ、日本語訳も100万部のベストセラーになっている。

 Apple TV+の製作には、センダック氏の共同製作者だったアーサー・ヨーリンクス氏をはじめ、その他の作家やディレクターも参画すると『Variety』は報じている(参考:https://variety.com/2020/tv/news/maurice-sendak-foundation-overall-deal-apple-tv-plus-1234699184/)。

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