『会えない恋の育て方』第一夜ーー遠距離カップルの“リモートスキンシップ”にめるる赤面

『会えない恋の育て方』第一夜レビュー

 2組目のカップルはヒョウキ(21歳)とユイ(20歳)。TwitterのDMがきっかけでやりとりが始まり、遠距離恋愛歴は3年9ヶ月。ここでもMCの二人は「Twitterまでもが出会いの場か……」と昨今の恋のきっかけに驚いていた。2人からは「マンネリ脱却法」と「2人の宝物」について教えてもらった。

 ユイはマンネリ脱却法に「カラオケ」と回答。それぞれカラオケに行き、ビデオ通話をつないで一緒に歌うのだという。みちょぱがすかさず「若干音ずれたり……」とリモートならではの難点にツッコミを入れていたが、ビデオ通話をつないで同じ時間を共有できることが何よりも大事なのだ。ヒョウキの回答は「10回クイズ」。「『ピザって10回言って』のカップルバージョンです」と話す彼が見せてくれたのは、ユイに「好き」と10回言ってもらい、「ありがと!」と返すというもの。恥ずかしがりながらも幸せな雰囲気満点な二人にMCとゲストが赤面する。Hinaと昴生が試しにやってみたところ、昴生が照れてしまい最後の言葉が言えなくなるハプニングが起こるも、Hinaは「ちょっと楽しいかもしれない」と笑顔に。

 次に二人は今でも大切にしている思い出の品を紹介する。ユイは、20歳の誕生日にヒョウキからもらったバラを、ドライフラワーとハーバリウムにして大切にしていた。ヒョウキが手渡した9本のバラには「いつでもあなたを思っています」という意味がある。ロマンチックな花言葉にめるるは「こんなんされたい」「こんなの映画でしかみたことない」と大興奮。ユイの口から「めっちゃ『花が欲しい』って圧かけてたんですよ」と飛び出し、MC陣がツッコミを入れるも、ユイはとても嬉しそうな表情を浮かべていた。ヒョウキは初めてのデートでユイから貰った手紙を宝物にしていた。手紙を読んだ時、(彼女を)守らないといけないなと思ったと話す彼に、ゲスト2人は「素敵〜」と感動していた。

 10回クイズやバラの贈り物などを真似するのは照れ臭く思えるかもしれない。けれどヒョウキとユイは、愛情表現を堂々と伝えること、想いが伝わることの大切さを教えてくれた。

 なお番組の最後には、MCとゲストが視聴者からの悩みに答えるコーナーも。「コスパの良い遠距離恋愛の方法を教えて」という問いに、「覚悟がないなら(遠距離恋愛は)できないんじゃないですか?」「コスパ良いって言い方悪いですよね」とみちょぱの厳しい意見が炸裂。番組の締めには「恋愛にコスパなどない!」と言い切った。本作でのみちょぱのハッキリとしたコメントは、遠距離カップルの愛の深さや会いたいのに会えないカップルたちの悩みを際立たせてくれるのが魅力だ。

 またSNS上では、ゲスト2人のラブテクニックの再現に「キュンキュンした」「照れてる姿が可愛かった」という声や「リモートカップルの工夫すごいなー。微笑ましい」という声があがっていた。照れくさいテクニックもあるが、まさに今知りたい愛の育み方が詰まっている番組と言えるのではないだろうか。

■番組概要
ABEMA『会えない恋の育て方~遠距離恋愛のすべて~』 
放送チャンネル:ABEMA SPECIAL
配信URL

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