SKY-HIとCreepy Nutsに聞く、“おうちでメトロック”の手応えとコロナ禍の過ごし方

SKY-HIとCreepy Nutsに聞く、“おうちでメトロック”の手応えとコロナ禍の過ごし方

 テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」が、5月23日朝11時から「TOKYO・OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL」、通称“メトロック”を“おうち”で楽しめる特別番組『おうちがフェス会場!メトロックライブ映像大放出11時間生放送』を独占生放送。世界&日本Twitterトレンドでダブル1位になったほか、総視聴数500万超えを記録した。

 同番組は、新型コロナウィルスの影響でイベント中止が相次ぎ、5月23日より開催予定だった「TOKYO・OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2020」も開催を断念したなか、「METROCK」の「少しでも音楽を楽しめるような機会を作りたい」という思いに賛同し、実現した特別番組。サバンナ・高橋茂雄、グランジ・遠山大輔がMCを務め、11時間にわたって、Official髭男dism、King Gnu、あいみょん、UVERworldなど、いま話題のアーティストたちの『METROCK2019』でのライブ映像を無料生配信した“MEET UP LIVE STAGE”のほか、スペシャル企画として、THE ORAL CIGARETTESやBiSHらがアーティストリモート出演する生トークプログラム“SPECIAL TALK ROOM”、そしてCreepy Nutsや夜の本気ダンス、SKY-HIらが出演し、「ABEMA」でしか見られないコラボライブや特別企画を披露する“STAY HOME LIVE STAGE”など盛りだくさんの内容が放送された。

 今回は、そんなSTAY HOME LIVE STAGEに出演したSKY-HIとCreepy-Nutsを取材。出演直後の彼らに、番組の感想やメトロックへの想いなどを語ってもらった。(編集部)

Creepy Nutsインタビュー

ーーリモートでのパフォーマンスは普段のライブと違うものになるかと思いますが、どうでしたか?

DJ松永(以下、松永):テンションが難しいですね。

R-指定:どうテンションを上げていいのかわからないですからね。お客さんが目の前にいて初めて、テンションがMAXになるので。

松永:無観客ライブとも違いますよね。家でシャワーを浴びて髪を乾かして、服を着て家出て、公共交通機関に乗って……みたいな一連の儀式を経てスイッチが入るんだと、このタイミングで気づきました(笑)。

ーーR-指定さんは外出自粛期間中、ドラマを一気見しているとのことですが、とくにお気に入りのジャンルは?

R-指定:昔の思い出に残ってるドラマを観まくってたんですけど、「俺、こんなラブコメ好きやったんや」と自分で気づきました。これまでは、基本的にホラーやSF、バイオレンスが好きって顔で生きてきたんですけど、ラブコメの方が全然好きだったことがわかりました(笑)。

ーー松永さんは料理に凝るようになったということで、渾身の料理があれば教えてください。

松永:福岡の先輩からいきなり「お前、魚捌けるよな?」って連絡が来て、発泡スチロールに入った魚が届いたんですよ。でも、実際はやったことなかったので、出刃包丁も買って、初めて三枚おろしに挑戦したんです。そうしたら自分で引くほど上手くできて。いま自慢してもいいですか?

ーーぜひ!

(松永、自身でおろした刺身の写真を見せる)

R-指定:おい、それほんまにお前が捌いたやつか? Googleの画像検索から引っ張ってきてないよな?

松永:いやいや、本当に俺がやったから! そしてこれが出刃包丁と捌く前のイサキです(また写真を見せる)。YouTubeでやり方を調べて、三枚におろして炙って……Twitterも検索履歴が「DJ松永 手先」「松永 器用」などで溢れています。気持ちいいね。

ーーラジオでもお話してましたが、きまぐれクックさんの動画などを観ていたとか。

松永:そうですね。めちゃくちゃ参考になりました。

ーーありがとうございます。今回のメトロックについて、中止の報を受けてまず思ったことを教えてください。

R-指定:大阪会場は僕の地元である堺市で、昨年出させてもらったときはすごく盛り上がっていて、そこを楽しみにしていただけに残念でした。とはいえ今回の事態は仕方ないことなので、次回以降また出演できることを楽しみにしています。

ーーお二人にとって、まず思い浮かぶメトロックの思い出とは?

R-指定:地元ということもあって、めちゃくちゃ地元の友だちが観にきてたのが印象的でした。自分たちのワンマンとか対バンライブならわかるんですけど、フェスで客席に知り合いがめっちゃおる、というのは不思議な感じでしたね。「高校のバスケ部の先輩おるやん」とか「地元の同級生の友だち見にきてるやん」みたいな。改めて地元でフェスがあるとこんな感じなんや、と楽しくなりました。

松永:弘中アナにインタビューしていただいた気がします。「芸能人だ!」って思いましたね。

ーーメトロックに限らず、来年の夏フェスが無事に開催されるとしたら、やってみたいことはありますか?

松永:新曲をいっぱい持っていきたいというのはありますね。俺らは持ち曲がそこまであるわけじゃないから、フェスで初見のお客さんに楽しんでもらえる曲でセットリストを組むと、代わり映えのないものになりがちで。だからもう1年間でいい曲をたくさん作って、次に見てもらえる時までに弾を込めておきたいです。

R-指定:スタメン総入れ替えとかできたら楽しいやろうなと思います。

ーーあと、「STAY HOME LIVE STAGE」内での松永さんのパフォーマンス、特に夜の本気ダンスとの「Movin’」のパートで、ターンテーブルに付かず椅子に座ったまま、というのがすごく面白かったです。あれはどういう風に考えて演出をしていったのでしょうか。

松永:あの曲はほんとに最後のスクラッチ以外やることがないので、その間ずっとターンテーブルに佇んでいるのもなんだかなと思って。そうなると必然的に見せ方を考えないといけなくなって、結果的に椅子に座ってくつろぐという形になりました(笑)。

ーー鏡を使った演出も面白かったです。あれは松永さんの発案ですか?

松永:あれはね……ガチガチにプロに入ってもらいました(笑)。演出は丸ごと考えてもらって、撮影も画角から全部指定で。

R-指定:やっぱり! お前が考えてるわけないと思ったわ(笑)。

ーー今回は「Movin’」のほかに、Creepy Nutsの曲として「グレートジャーニー」を披露していました。これは〈出どころなら堺市072〉というラインがあるからこそ、大阪の堺が会場になってるメトロックの思い出の曲としてチョイスした、というのもあるんですか?

R-指定:そうですね。あとは、ライブで全国行脚してるときの曲でもあるので、映像のなかだけでもライブしまくってる時期の気分になってほしいな、という思いを込めたのもあります。

ーー家にいる時間が長くて、いろんなクリエイティブに触れることも多いと思います。『ライムスター宇多丸の水曜 The NIGHT』では「この時期だからこそ湘南乃風を聴きたい」とお話もされていましたね。

R-指定:いま元気ない人が何を聴くべきかって、やっぱ湘南乃風ですよ。そんで、自粛が終わったらみんなで湘南の埠頭に繰り出して、迷惑かけない程度に楽しもうぜと。

ーーほかにお二人が夢中になったクリエイティブはありますか?

R-指定:いままで男として通ってきてなかったのが恥ずかしいし、般若さんになんて説明すればいいのかわからないくらい、知ってたのに見てない作品がありまして……『とんぼ』ってドラマなんですけど(笑)。般若さんの歌詞の中にもいっぱい出てきたし、気になってはいたんですけど、ようやく見ることができましたし、みんなが長渕剛さんに憧れる理由がわかりました。今のコンプラとか今のモラルでは全アウトなシーンがたくさんあるんですけど、それが今だからこそグッときたところもあります。あとはアニメの『犬夜叉』。曲が全部エイベックス縛りで、オープニングもエンディングもエイベックスなので、「あ、オープニングがhitomiでエンディングがDo As infinityや」と思ったら「次はエンディングが浜崎あゆみでオープニングが相川七瀬で、次のエンディングはBoAか!」みたいに、曲でブチアガれるんですよね。

松永:僕はRさんみたいに何かを見てるわけじゃないんですけど、引き続きラジオは聴いてますね。自分たちも番組をやっている(『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)』)んですけど、この期間って、まあ喋ることがないんですよ。でも、オードリーさんのラジオ(『オードリーのオールナイトニッポン』)は、ほぼフリートークなのに相変わらず毎週ずっと面白くて異常ですね。自分でもラジオをやり始めてから更に実感しますが、オードリーは凄すぎて、もう怖いです。

ーー最後に、ファンの方々に一言お願いします。

R-指定:この期間を経て、また生でライブができるときは、お互いに溜まったものを解放しましょうと言いたいですね。

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