YouTube OriginalsとNetflixが“新型コロナ”関連映像作品を発表 視聴者は爆発的に増加
YouTube Originalsは、新型コロナウイルス(COVID-19)の被害が世界中に拡大したことに伴い、COVID-19に関連した映像作品のシリーズを発表した。
YouTubeはハッシュタグ#withmeをプロモートして、パンデミックを乗り切るのに役立つコンテンツを視聴者が共有できるようにしている。
隔離検疫で製作が中断し、パンデミック緊急特別企画
YouTube Originals部門は現在、ダンスイベント、遠隔学習シリーズ、ソーシャルメディア・ミステリーシリーズ等、COVID-19関連の作品の製作を進めていると『Deadline』は伝えている(参考:https://deadline.com/2020/04/youtube-originals-covid-19-karlie-kloss-ken-jeong-yungblud-joseph-gordon-levitt-1202914507/)。
YouTube Originalsの責任者スザンヌ・ダニエルズ氏は、「COVID-19が蔓延し隔離検疫が始まると、私たちはステージ、クルー、グループを必要とする従来のあらゆるショーを取りやめる必要がありました。そこで才能あるプロデューサーらと協力して、前に進むための方法を導き出しました」と語っており、#withmeマーケティングキャンペーンを開始後、総再生時間は大幅に伸びたと述べる。
製作が中断したものには『Liza In Demand』の第3シーズンも含まれ、ドキュメンタリー『This Is Paris』は年末に延期された。
そこで新型コロナウイルス流行中でも進められるプロジェクトが発足。新しいショーは、3つに分類され「多くの声を提示するものだ」とダニエルズ氏は説明する。
なお、COVID-19関連のラインナップには、次のようなものがある。
・『Celebrity Substitute』
・『The Secret Life of Lele Pons』
・『Stream #With Me』
・『#MoveWith Me』
・『The Creator Games Presented By MrBeast』
・『Stay Home With: Yungblud』
・『BookTube – Read with Me Special』
・『Create Together #WithMe』
・『Locked Down』
・『Untitled Juanpa and Luisito Project』
新型コロナウイルスは、エンターテイメントを永久に変えてしまう?
ダニエルズ氏は、COVID-19と隔離検疫がエンターテインメント・ビジネスに永続的な影響を与えると考えているという。
また、ダニエルズ氏は、YoutubeのAVOD(アドバタイジング・ビデオ・オン・デマンド)からSVOD(サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド)への移行についても述べる。
「SVODからAVODに移行するというのは、私の考えではありませんでしたが、目覚ましい成功を収めました。2019年の第4四半期と2020年の第1四半期に、私たちのショーはOriginalsだけで再生回数は10億回に達しました。これらのショーは、適切な視聴者にリーチし共感を呼び、YouTubeコミュニティを盛り上げています」
YouTubeは無料で視聴できる広告モデルが主軸だが、この成功をきっかけに今後はサブスクリプションに、更に力を入れていくことになるのだろうか。