セキュリティ対策した「Zoom 5.0」リリース ビデオ会議アプリの戦国時代はさらに激化
ユーザー数の急増から、ここ最近セキュリティ面について指摘されることが多かったビデオコミュニケーションアプリ『Zoom』。このたび、セキュリティ対策を施しアップデートした「Zoom 5.0」のリリースを発表した。
多くの機能が追加・改善
今回のアップデートでは、複数のセキュリティ機能をグループ化するセキュリティアイコンが追加された。これを使用して、素早く会議をロック、参加者を削除、会議での画面共有やチャットを制限することができる。
また暗号化機能は、より信頼性の高いAES 256-bit GCMにアップグレードされたと『The Verge』は報じている(参考:https://www.theverge.com/2020/4/22/21230962/zoom-update-security-privacy-features-improvements-download)。
『Forbes』は「Zoom 5.0の新しいセキュリティ機能は、Zoom最大の問題を修正する可能性がある」と期待(参考:https://www.forbes.com/sites/kateoflahertyuk/2020/04/23/the-zoom-bombing-problem-this-how-zoom-wants-to-stop-it/#5ee46306bf93)。ビデオ会議に何者かが突然乱入する「Zoom-Bombing」対策には「Report a User」という新機能が有効だという。
同記事では、Zoomはこれらの問題を事前に予測しておくべきだったが、ユーザーの安全性を向上させるために修正を図っている、と一定の評価をしている。