ミニ四駆のゲームアプリ『超速グランプリ』なぜヒット? 三世代にわたる“ムーブメント”から紐解く

ミニ四駆のゲームアプリ『超速グランプリ』なぜヒット? 三世代にわたる“ムーブメント”から紐解く

今日のミニ四駆ブームを支える“第三世代”

第一次ブームを牽引したマンガ『ダッシュ!四駆郎』

 実はミニ四駆を愛好する層には3つの世代がある。ひとつが1987年頃のマンガ『ダッシュ!四駆郎』などで1次ブームを迎えた「第一世代」、ひとつが1994年頃のマンガ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』などで2次ブームとなった「第二世代」、そして最後が2012年の『ジャパンカップ』復活を契機に今日へ至る3次ブームでミニ四駆に触れている「第三世代」だ。

 2次ブームから約20年が経過した第三世代では、親になった第一世代が小学生の子どもと一緒に楽しんでいるというケースも珍しくない。2020年になり『ミニ四駆 超速グランプリ』が大ヒットしている背景には、世代を超えて愛されるミニ四駆カルチャーの影響があるのではないだろうか。

 近年では、ミニ四駆カフェといったオフラインコミュニティの存在も目立つ。週末にはミニ四駆を親子で楽しむ姿もよく見られるそうだ。例えば、かつて友だちの家に集まって遊んでいたパーティゲームを、現在では離れた場所にいながらオンラインで遊ぶように、ミニ四駆もこれからそうした道をたどっていくのかもしれない。

 2020年代は、第二世代が小学生の親となっていく時代。『ミニ四駆 超速グランプリ』の登場と大ヒットは、ミニ四駆カルチャーが新しい時代に突入したことを示すひとつの出来事とも考えられるだろう。

 オフラインホビーからオンラインホビーへ。ミニ四駆の3次ブームはまだまだ続きそうだ。

■結木千尋
ユウキチヒロ。多趣味なフリーライター。
執筆領域は音楽、ゲーム、グルメ、テクノロジーなど。カルチャー系を中心に幅広いジャンルで執筆をおこなう。
人当たりのいい人見知りだが、絶対に信じてもらえないタイプ。Twitter:@yuuki_chihiro

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※ミニ四駆は株式会社タミヤの登録商標です。

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