『いきなりマリッジ3』第13話ーー出会って6日目で新婚旅行、新郎新婦それぞれの問題点が浮き彫りに?

『いきなりマリッジ3』第13話レビュー

 再び海へと繰り出したタケルとナツキ。ガイドが案内するティファニーブルーの美しい海を前に、元シンクロナイズドスイミング(アーティスティックスイミング)選手のナツキが技を披露するシーンもあった。海ではしゃぐタケルとナツキの和気藹々とした様子に、MC3人からは「楽しそう」と声があがる。

 しかし、二人で向き合う時間になるたび、ナツキからは“自信のなさ”が滲み出す。ナツキはタケルとの時間を純粋に楽しんでいるように見えるが、ふと「この2日間で迷惑かけちゃったと思うのよね」と不安を口にする。以前、「イケメンに優しくされた記憶ないから」と涙を流したナツキ。“新婚”生活2日目と4日目にタケルとじっくり話しあったとはいえ、彼に感じた不安をすぐに拭えるわけではない。そんなナツキに、タケルは優しく諭し続ける。「なんか(不安要素)ある?」と尋ねるナツキに、タケルは「ない!」と即答したあとで「あるとすれば、前も言ったけど、自分に自信がないところ」「そういう言葉は言わんといてほしいな」と正直に伝えた。タケルの温かくまっすぐな指摘が、ナツキの“自信のなさ”に良い影響を与えると良いのだが。

 その後のインタビューで、タケルは「(結婚するなら)なっちゃんみたいな人なんだろうな」とコメント。ナツキの自信のなさは気になるようだが「奥さんとして、一人の女性として、もっともっとみていきたい」と今後の“新婚”生活に前向きな様子だ。一方、ナツキも「めっちゃ一緒におって楽やし、全然気も使わないし、ツボも一緒やし、好きなものも一緒やし、めっちゃ合う」と感想を述べる。ただ、タケルが柔和なゆえに、「包容力がほしい」「守ってほしい」という本音も。互いに“結婚相手”として好印象を抱いているものの、今後は“男女のときめき”が課題となりそうだ。

 自然と自分をさらけ出すことができるナツキだが、何度もタケルから指摘されているように“自分への自信のなさ”が、彼女の恋愛に支障をきたしているように思う。タケルへの想いに、ナツキ自身がブレーキをかけているような印象も抱く。二人の関係が進展するかどうかは、タケルの発言にあった「自分に向き合う」ことにかかっているのかもしれない。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

■番組情報
『いきなりマリッジ3』
毎週土曜よる10時~10時30分放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
第13話放送URLはこちら
(c)AbemaTV

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