『いきなりマリッジ3』第13話ーー出会って6日目で新婚旅行、新郎新婦それぞれの問題点が浮き彫りに?

『いきなりマリッジ3』第13話レビュー

「この30日は、自分と向き合う時間でもあるかもね」

 “新婚”旅行先で理想の家族像について語り合った新郎タケル(33歳)と新婦ナツキ(29歳)。会話の終わりにタケルが口にしたこの言葉が、二人の“新婚”生活のキーワードになりそうだ。

 “新婚”生活6日目。“新婚”旅行先はパラオ共和国。ナツキは南国の太陽が楽しみらしく「焼きたい」とワクワクしていた。そんなナツキとは対照的に、日焼けしたくないタケルは「(ナツキは)松崎しげ子になりたいんやろ」「アタシ鈴木その子になりたいから」と冗談を飛ばす。タケルのユニークな発言を楽しそうに笑うナツキだが、ホテルに到着したときの「(部屋)別々にしといた」「階も別々にしといた」というジョークに、一瞬寂しげな顔をしたのが可愛らしい。

 タケルとナツキは“新婚”旅行初の乾杯をする。朝まで語り明かした“新婚”生活4日目の話題があがる中で、タケルはナツキの“自分への自信のなさ”についてツッコんだ。ナツキ自身も“自信のなさ”は自覚しており、友人からも度々喝を入れられていると打ち明ける。「(“新婚”旅行を)ただ楽しむだけなのも嫌だから、互いに深め合えたらいい」と話すタケル。「深め合いたい」と思うからこそ、ナツキの自信のなさに意見したのだろう。30日間、ナツキとしっかり向き合おうとしている姿勢が感じられた。

 “新婚”生活7日目。ナツキがセクシーな水着姿で現れると、タケルは「あらまあ、めっちゃセクシーやん。いいやん」と褒めていた。一方ナツキも、「いいなあ、こういう体になりたかったなあ」というタケルの発言に「なれるよ!」と前向きな言葉をかけるる。日焼けしたいナツキと日焼けしたくないタケルの見た目は対照的だが、美に携わる二人だからこそ、互いを高め合う発言に好感が持てた。

 タケルとナツキは、イルカと触れ合ったり、カヌーに乗ったりとアクティブな一日を過ごしていく。食事の席では“理想の家族像”について語り合っていた。「(何人欲しいとかの)こだわりはないけど、子どもはほしい」と声を弾ませる二人は、「友達みたいなパパになりたい」「体が動くうちに子どもとめっちゃ遊びたい」と夢を膨らませる。「子どもがほしい」だけでなく「仕事にも結婚にも向き合いたい」という共通点がある二人にとって、『いきなりマリッジ』はいい機会だったようだ。

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