22/7 帆風千春&白沢かなえに聞く、“似てるけど全く違う”ゲーマー人生の歩み方

22/7帆風&白沢に聞く“ゲーム遍歴”

 ゲーム好きの著名人・文化人にインタビューし、ゲーム遍歴や、ゲームから受けた影響などを聞く連載“あの人のゲームヒストリー”。今回登場するのは、秋元康がアニプレックス、ソニー・ミュージックレコーズとタッグを組み、総合プロデュースするデジタル声優アイドル・22/7の帆風千春と白沢かなえの2人だ。

 グループは現在、TVアニメ『22/7』の放送がスタートし、5thシングルの発売、ゲームアプリ『22/7 音楽の時間』のリリースも決定するなど絶好調。今回はグループの中でもゲーム好きとして知られる二人に、それぞれの全く違うゲーム遍歴や、白沢の“ガチゲーマー”ぶりがわかるエピソード、帆風が乙女ゲーの沼にハマるまでの過程などについて、じっくりと話を聞いた。(編集部)

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連載「あの人のゲームヒストリー」アーカイブ

ゲームとの出会いは似通うも、タイプの違う2人のゲーム遍歴

ーーまず、お二人がゲームを始めたきっかけは?

白沢:私はお兄ちゃんがゲームをしてる姿を見て育ったので、きっかけというより最初からゲームがそばにあって、自然に好きになっていきました。一番最初にプレイしたのは、Nintendo 64の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』ですね。並行して『ドンキーコング 64』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』も楽しんでいました。

白沢かなえ

帆風:私も兄や父がすごくゲーム好きで、家にも色んなハードがあって、気づいたらゲーム好きになってましたね。かなえる(白沢の愛称)とはゲームのジャンルが違って、お兄ちゃんが『ファイナルファンタジー』シリーズや『テイルズ オブ』シリーズのようなRPG系のゲームをプレイしているのをみるのが好きでした。

帆風千春

ーーきっかけは似通っていても、系統が違うと。

白沢:私とちはるん(帆風の愛称)の好きなジャンルが違うのは、そういうことなんですかね?

帆風:育ってきた環境が違うからだったんですね。納得しました。

ーー自分の意思で最初にプレイしたゲームは?

帆風:私は『ポケモン(ポケットモンスター)』ですね。シリーズはほぼほぼプレイしていたんですが、一番ハマったのは『ルビー・サファイア』です。

白沢:私はNintendo DSの『スーパーマリオ64』ですね。友達がやってるのを借りてみたら、すごくハマってしまって。「ゲームってこんなに楽しいんだ!」と興奮して同じソフトを買ってもらったんです。

ーーなるほど。ともに携帯ゲーム機のタイトルですね。

帆風:据え置きのゲーム機がお兄ちゃんの部屋にしかなかったので、いない間に勝手に忍び込んでゲームをしていたら、帰ってきたお兄ちゃんに見つかって、すごく怒られたりしてました(笑)。なので、自分一人で集中できるのは携帯ゲーム機しかなかったんです。

ーー兄弟あるあるですね。わかります。お二人がこれまで1番やり込んだタイトルも聞かせてください。

帆風:私は『ペルソナ』シリーズですね。『ペルソナ3 ポータブル』から始めてめちゃくちゃハマりました。元々RPG系は最後までクリアできることがあまりなかったんですが、『ペルソナ3 ポータブル』で初めて全クリすることができたんです。

ーーちなみに『ペルソナ』シリーズとはどのように出会ったんですか。

帆風:お兄ちゃんが買っていたゲーム雑誌のなかで、好きなイラストがあるなと思ったら、副島成記さんが書かれた『ペルソナ3 ポータブル』のキャラクターデザインだったんです。その出会いをきっかけにプレイし始めたんですが、3はストーリーが結構シリアスで……(笑)。これまで見てきたRPGと全然違う世界観に驚きつつ、のめり込んでいきました。

白沢:私は現在進行形でやっている『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』です。攻略をほとんど見ずにクリアしているので、膨大な時間が掛かってしまいました。「試練の祠」は難しすぎて流石に「無理!」となって、思わず攻略サイトを見てしまいました……(笑)。でも、そのおかげでもうすぐ全てのクエストがクリアできます。

ーー結構な時間が掛かったのでは?

白沢:現時点で155時間だったと思います。

帆風:私たち、Nintendo Switchでフレンドなんですけど、次の日の予定が遅い日や、休みの前の日にゲームをしようと思って立ち上げると、思考回路が結構似てるのか、ほぼ同じタイミングでかなえるがオンラインになっていて。私は休憩しながら地道にプレイするタイプなんですが、かなえるはずっと続けていて、遅い時は明け方くらいまで没頭していることがあります。

白沢:1回始めると、かなり長くなっちゃいますね。

ーー好きなジャンルの違うお二人ですが、ゲームをやってて楽しいと感じる瞬間も違うんでしょうか。

帆風:私はレベル上げに楽しさを感じるタイプですね。もちろん、ストーリーを楽しむのは前提なんですけど。「レベルを上げないとこのスキルが取れない」とか「レベルを上げないとそのレベルにあったペルソナを召喚できない」とか、そういう制約を超えられた瞬間に楽しさを感じます。

ーー修行してる感というか。

帆風:どんどんスキルが豊富になっていったり、良い装備が揃って、自分の防御がどんどん固くなっていくのもすごく楽しいです。

ーーやり込み適正がありますね。

帆風:間違いないと思います。アイテムも取りこぼさないように慎重に集めたりするので。

白沢:やっぱりそういうポイントも違うんですね。私は攻略を見ずに自分で謎解きできた瞬間が一番快感ですね。

ーー『ゼルダBotW』もそうなんですが、オープンワールド的なゲームが増えたり、DLC(ダウンロードコンテンツ)を含めた隠し要素が続々と登場したりするじゃないですか。それでも頑なに攻略を見ない、というのはゲーマーの鑑ですね。

白沢:まったく辛くないんですよ。

帆風:強い!

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