PS5にはまだ発表していない機能がある? コントローラーには背面ボタンが実装される可能性も

PS5、背面ボタン実装の可能性

 毎年年始にアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大のデジタル製品見本市であるCESに、PS5のリリースを控えるSIE(Sony Interactive Entertainment)も参加した。日本メディアのインタビューにも応じ、同ゲーム機に関する新情報が発信された。

「もっと大きな違い」がある

 国内メディアBusiness Insider Japanは9日、SIEの社長兼SEOのジム・ライアン氏に対して行なった独占インタビューを伝える記事を公開した。CES 2020で発表されたPS5のロゴに関して、PS4のそれと似ているのではないか、との質問に対し、同氏は「PlayStationというブランドの一貫性を重視した」と答えている。

 また、「PS5独自の魅力は何か」という趣旨の問いに対しては、同氏はローディングが早いSSDの採用等を挙げたうえで「PS5にはこれら以上に、従来のゲーム機とは違うユニークな要素がまだまだあります。『もっと大きな違い』については、我々はまだアナウンスしていませんから」と発言した。この「もっと大きな違い」に関しては、この発言以上の情報は得られなかった。

 PS5のリリース時期については、当然ながらノーコメント。しかし、日本におけるPS4のリリースが欧米に対して遅れたことに言及し、リリースを遅らせたことは「良いアイデア」ではなかったと考えている、と同氏は答えた。この発言からは、PS5のリリースは世界同時リリースになる可能性がうかがえるだろう。

背面ボタンの特許が判明

 PS5に関しては、2020年になって早速新たなリーク情報が流布している。US版Forbesは6日、同ゲーム機のコントローラーのリーク画像を紹介する記事を公開した。リーク画像は英語圏最大の掲示板サイトredditに投稿されたもので、「PS5開発版の清掃」というタイトルがつけられている(下の画像参照)。タイトルの通り、画像には開発版PS5本体とそれに接続されたコントローラーをクリーニングクロスで拭く様子が写っている。

Forbes「Leak: Sony’s New PS5 Controller Will Come With One Surprising Feature」

 Forbesの記事ではリーク画像に写っているコントローラーがPS4のそれに似ているものも微妙に違うことを指摘したうえで、オランダのテック系メディア『Let’s Go Digital』が昨年末に公開したSonyのコントローラーに関する特許文書を報じた記事に言及している。その記事に掲載された画像を見ると、コントローラーに背面ボタンが実装されている(トップ画像参照)。もっとも、この特許を念頭に置いてリーク画像を見ても、背面が写っていないのでボタンを確認できない。

 背面ボタンに関しては、昨年12月17日付のPlayStation公式ブログ記事においてPS4のコントローラーに装着できる「DUALSHOCK®4背面ボタンアタッチメント」を数量限定で2020年1月16日に発売することが発表された。こうしたアタッチメントを発売することから、PS5では背面ボタンをデフォルトで実装する可能性は十分に考えられる。さらに言えば、背面ボタンの実装がライアン氏が言うところの「大きな違い」である可能性も排除できない。

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