Google「トロント・スマートシティ計画」が物議 “未来のユートピア”か、それとも“実験場”か?

Googleが狙うスマートシティという巨大市場、議論は白熱

 スマートシティは、次世代の都市の形として、巨大な市場を形成すると言われ、テクノロジー各社がしのぎを削り、研究開発を進めている分野だ。

 革新的な検索エンジンで絶対的な地位を確立したGoogleは 、Alphabetという持株会社を設立し、自動運転車の開発を行うWaymoや他にも様々なテクノロジー企業を傘下に収め、事業を多角化し拡大させている。スマートシティでは、あらゆるテクノロジーが複雑に作用しあうため、Alphabetの多くのテクノロジー企業の腕試しをするのには、絶好の機会だ。

 トロントのスマートシティ計画は、IoTやその他の先進的なテクノロジーを駆使した未来のユートピアなのだろうか。それとも、大手テクノロジー企業による、人間を利用した実験場なのか。各方面から様々な意見が出ており、この議論の出口は、まだ見えていない。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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