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YouTubeによる未成年の単独ライブ配信禁止、海外では関連動画機能に疑問の声も

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 米YouTubeは6月3日、大人を介さない13歳未満によるライブ配信を禁止することを発表した。Googleの所有するYouTubeは、ユーザーの検索履歴等を分析し、自動でレコメンデーション(お勧め)するシステムがあるが、その機能により子供がリスクにさらされていることが分かったというのだ。

子供の動画がなぜ、小児性愛を助長する結果に……?

 研究者の調査により、思春期前の衣服を部分的にしかまとっていない児童の映像を閲覧したユーザーに、次々に同様の動画のお勧めリストが表示されることが分かった。ニューヨークタイムズは、「YouTubeはデジタルな遊技場、ロリコンに扉開く」と刺激的な見出しで報じている(参考:On YouTube’s Digital Playground, an Open Gate for Pedophiles)。

 あるブラジル人の10歳の女の子が友達とリオデジャネイロの自宅裏庭のプールで遊んでいるビデオをYouTubeに投稿したところ、瞬く間に40万回の閲覧があり、得意げになる娘に母親は青ざめた。

 YouTubeとしては、ユーザーのニーズを満たすべく、人工知能等も駆使し映像を解析するアルゴリズムを開発している。しかし性的なテーマのコンテンツを閲覧した者に、子供を性的に描写したビデオカタログのように表示され、小児性愛を助長する結果となっていたのだ。ユーザーが躍起になって探さなくても、レコメンデ―ション機能で、どんどん表示されるという。

 例えば幼い風貌の若い女性が子供服を着て、性的に挑発的なポーズをとっている動画を観ると、気が付けば5歳か6歳の女児が無垢に水浴びをしているホームムービーにたどり着くといったシナリオだ。一つ一つのビデオは、何の変哲もないが、それが集まると異様だ。これらのコンテンツは、ラテンアメリカや東欧のものが多いことも分かった。

コメント機能も停止

 上記記事のなかで、心理学者のマーカス・ロジャース氏は、メインストリームの性的コンテンツと並べて子供のビデオがYouTubeで流れることで、小児性愛に対するタブーが失われ、標準化されるリスクがあると警鐘を鳴らす。

 またハーバード大学のバークマン・クレイン・インターネット・社会センターのジョーナス・カイザー氏は、「これらのチャンネルを繋げるのが、YouTubeのアルゴリズム」と語る。同社も以前から小児性愛の問題がある事を確認しており、コメント機能を利用して、小児性愛者へコンテンツへの誘導が行われていたとして、未成年者の映る多くの映像のコメント機能が停止されていた。

 YouTubeのプロダクト・ディレクター、ジェニファー・オコナー氏は、子供について「より保守的にレコメンデ―ションをしたいと思います」とコメントしている。同氏によると、YouTubeは、児童を守ることは最優先課題で、2月から改善の努力を続けているという。しかし、研究者が問題の解決につながると指摘するレコメンデ―ション機能を子供の動画から外すことは実施されていない。子供をリスクにさらしていると見なされるビデオにはレコメンデ―ション機能に制限を加えるが、YouTube閲覧の7割を叩き出す、この機能をそう簡単に外すわけにもいかないのだという。

      

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