物申す系YouTuber「PDRさん」チャンネル登録者100万人突破 “毒舌”にとどまらない魅力とは?

 またPDRの動画は主に対話のスタイルをとっており、自分自身と「もう一人の僕」と呼ばれる相棒がほとんど全ての動画に登場する。一人で二役を演じ、「もう一人の僕」がPDRの様々な発言に対してツッコミを入れていく。この「もう一人の僕」が視聴者的な目線として機能しているのも面白い。

 例えばPDRの発言が行き過ぎていれば、「もう一人の僕」が「それ言い過ぎじゃない?」と代弁してくれたり、話が逸れた時には「話がかなり逸れてるんだけど……」と本筋に戻してくれたりと、動画には欠かせない役割を担っている。この対話スタイルによって物申す系YouTuberにありがちな独り善がりな語り動画ではなく、第三者の目線という要素が生まれ、マイルドに楽しめるようになっている。

 ロジックに基づいた批評とYouTuberとしてのエンターテイメント性を兼ね備えたPDR。チャンネル登録者100万人という節目に、ぜひ彼の動画をチェックしてみてはいかがだろうか。

■川崎龍也
音楽を中心に幅広く執筆しているフリーライター。YouTubeを観ることが日課です。
Twitter:@ryuya_s04

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