『スマブラSP』自分で“描ける”ステージエディット機能の面白さ
この記事では『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下『スマブラSP』)のアップデートVer3.0で追加されたステージエディット機能について、プレイレポートをお届けする。
自分で“描ける”エディット機能
本作に追加された新機能「ステージ作り」は、ゲームのステージエディット機能によくあるブロックやモジュールを組み合わせる方式とは異なる操作によってオリジナルのステージをクリエイトできる。
『スマブラSP』の「ステージ作り」では、Nintendo Switchの携帯モードのタッチパネル機能を用いて、実際にステージを“描く”ことができるのだ。
タッチパネルを使った描画はかなり直感的で、子供でも簡単にステージが作りを楽しめるようになっている。
そのため、表現の自由度は他のゲームでありがちなブロック組み合わせ式のエディット機能よりも高く、ある程度の画力さえあれば自分のイメージをそのまま現実にすることが可能だ。
描いたオブジェクトにレールをつけて動かすこともでき、例えばこの機能を使ってユーザーが作った面白いステージが、「壁に当たると跳ね返るDVDマーク」のステージ。とあるネットミームを題材としたステージだが、題材のシュールさに思わず戦いながら吹き出してしまいそうになる。
また、地形を描いてからステージ上に大砲やはしごなどのギミックを配置することもできる。キャラを跳ね返すバンパーや溶岩だらけのカオスなステージを作ってもよし、終点や戦場とは異なる新たなガチ戦用ステージを開発してもよし、自分たちの好みに合わせてステージをカスタマイズしよう。
他プレイヤーが作ったステージもプレイ可能
Nintendo Switch Onlineに加入していれば、他のプレイヤーが作ったステージで遊ぶこともできる。現在、過去の『スマブラ』シリーズで人気だったステージのオマージュであったり、あるいは有名なアニメ・ゲームのキャラを模したステージなどが数多く作られプレイされているようだ。
どれも見ているだけで思わずニヤりとさせられるようなステージばかりだが、実際に遊んでみると細部のテクスチャやギミックでも原作が再現されていたりして感心する。
『スマブラ』は元々お祭り的な要素の大きい作品だが、ユーザーが作ったこういったステージが加わることで、よりバラエティに富んだ大乱闘を楽しむことができるようになる。