「LINE Pay」が決済アプリリリース アンバサダー・今田美桜が新機能「クーポン」「マップ」機能を体験
4月17日、LINE株式会社は「LINE Pay」にまつわる記者発表会を実施。女優の今田美桜がアンバサダーに就任したことを発表した。
まずは開会の挨拶とともに、LINE Pay株式会社 取締役COO 長福久弘氏が登壇。大きな話題を呼んだ「Payトク20%キャンペーン」「春のPayトク祭り」の反響があったことを紹介し、「令和へと変わる中でさらにバージョンアップを。交通系やお財布携帯など、電子決済が飛躍した平成でしたが、令和ではテクノロジーがお金のあり方そのものを変える」と宣言。昨年は決済可能箇所数100万箇所を目標にし、それを達成した。
これにより、国内ユーザー数は3200万人に到達したが、今年は1000万ユーザーを目指すそうで、そのなかでもPayトクは核となるキャンペーンだという。長福氏は同キャンペーンを始めてから、コード支払いのMAUが2110%成長したことを明かしたうえ、ユーザーを対象に『ここがヘンだよLINE Pay』というアンケートをとったことを報告。そのうえで頻出した「クーポン」「キャンペーン」「お店マップ」という要望をうけ、LINE Payの決済アプリを本日よりリリースすることを明かした(iOS版は後日リリース)。
同アプリでは、これまでの課題だった「立ち上げ時に毎回パスワードを要求される」仕様を改善。スムーズに立ち上がるUIになったうえ、セキュリティ面を気にするユーザーは従来通りの仕様で使用することも可能。マップ機能については、現在地の近く・検索したエリアから店舗を探すことができる(QUICKPAYについても後日対応予定)。クーポン機能については、コード決済の画面からも保有クーポンを確認できるUIに。さらに、アプリリリースを記念して、アプリ利用ユーザーの還元上限額が10000円にアップすることになったと明かされた。
その後、アンバサダーに就任した今田美桜がステージに登場。今田は「アンバサダーに選んでいただいて嬉しかったです。LINE Payをアピールできるように頑張りたいです」と語り、キャンペーンについて「最大1万円、20%還元って、こんなにお得な買い物があるのか、使わないともったいないと思いました」とコメント。今田自身はコンビニで利用することが多いそうだが、今回のキャンペーンでは「コンビニよりも高いものを買いたいです。家電製品とかもいいですね」と、家電製品の購入に意欲をみせた。
続いて、今田は「LINE Pay」アプリを使って決済フローを体験。決済やクーポン、マップ機能などを行なった今田は「楽しくお買い物ができるし、いっぱい使っちゃいますね」と感想を語った。また、「平成最後にやりたいことは?」「令和になってやりたいことは?」という質問に、いずれも「LINE Payを使いこなしたい」「LINE Payのスペシャリストになりたい」と回答し、ステージを後にした。
最後に、長福氏による質疑応答のコーナーへ。今回アプリをリリースした経緯については「日常使いが進んで、より便利に使っていただく中で、アプリという選択肢が出てきた。また、キャッシュレス決済を使ってこなかった新規ユーザーから『どのようにやっていいかわからない』という声も出ていたので、決済特化のアプリを作ることで瞬時に決済をしていただけるのではないかと考えた」と回答。また、パスワードが不要になったことでセキュリティ面でリスクが高くなったのではという指摘については「社内で議論をしてきた。ただ、QRの世界だと多く起きるのはクレジットカードの情報に紐づくもの。我々は口座と連携したサービスなので、起こりづらいと考えている」と答えた。
(取材・文=編集部)