響木アオ×たこやきレインボー対談 VTuber×アイドルの“響きあい”で開いた新境地
「たこ虹ならではの要素も入れてくれて愛を感じた」(春名)
――(笑)。MVでは、今たこ虹のみなさんが着ている制服もポイントになっているそうですね?
清井:アオちゃんに合わせて私たちもえんじ色のカーディガンを着たり、スカートや靴下にラインを入れてもらっていて。
響木:靴下もお揃いなんです! アオは制服のリボンもネクタイも好きなので、その両方が一度に見られて「わぁああ!!」という感じでした。「これはてぇてぇ(=尊い)だ……」って(笑)。
彩木:MVでは、「できるだけ多くの人に伝わってほしい」という気持ちを込めて手話にも挑戦しているので、そこも観てもらえると嬉しいです。
響木:手話をしながら踊るのは、すごく難しくて! なので、「たこ虹のみなさんはすごいな」と思いました。アオはもう、「うわぁ……! えええ……!!」ってあたふたしていたので。
堀:アオちゃんも踊れていましたよ! 一緒に踊らせていただいて、すごく貴重な経験でした。
根岸:手話ってひとつ間違うと違う意味になってしまうので、そこがすごく難しいんですよ。今回は「な」「な」「い」「ろ」の部分もそれぞれ細かく分かれていて。
清井:それを伝えるためにも、いつもより感情を込めながら踊りました。
春名:ひとつひとつの動きに感情を込めながら踊っていったんです。
響木:素晴らしい……。さすが、圧倒的アイドル……!!
彩木:いやいや、アオちゃんも立派なアイドルやで!(笑)。
――歌詞で気に入っているところはありますか?
清井:私は、アオちゃんのパートの〈誰も/ひとりぼっち/誰かと響き合いたくて〉というところですね。この気持ちって共感できる人がきっとたくさんいるんじゃないかと思いますし、誰もが持っている不安や、「それでも前を向いて進んでいこう」という気持ちが伝わってきて、すごく好きです。卒業という曲のテーマにも繋がってくる部分ですよね。
春名:あと、ところどころにたこやきレインボーのグループ名にある「虹」を連想させる言葉を入れてくれているのもすごく嬉しかったです。
響木:そう! 今回、たこ虹さんの「虹」を、その言葉をそのままは使わずに表現しようと思ったんです。
――「七色の風」という言葉で表現しているんですよね。
たこ虹:素敵……!
春名:それに、「消えることのないアーチ」というのも、虹のことですよね?
響木:はい!
春名:そうやって、たこやきレインボーならではの要素も入れてくれていることに愛を感じて、歌っていてもすごく嬉しかったです。
響木:せっかく一緒に曲を歌わせていただくなら、たこ虹さんと一緒ならではの曲にしたいと思っていました!
――アオさん自身は、特に印象に残っている歌詞はありますか?
響木:自分で言うのも恥ずかしいんですけど、アオはずっとぼっちだったので、〈誰も/ひとりぼっち/誰かと響き合いたくて〉という歌詞を入れることで、〈みんなひとりぼっちでも、誰かと響き合えるよ〉という、普段はなかなか言えないことを伝えられたのかな、と思います。みんなで一緒に歌ったからこそ、それを伝えられたのかな、って。今回の曲をたこ虹さんに一緒に歌ってもらったからこそ、その部分がお気に入りの歌詞になりました!
清井:私たちメンバーも人見知りが多いので、勇気づけられるというか、力になりますね。
彩木:歌詞が深くてすごく好きです。
響木:嬉しい……! 響き合ってんなぁ……。
たこ虹:ね!!