本田翼や佐野ひなこも始めている! 本格的なゲーム実況をするためには何が必要?

筆者のゲーム実況環境

 筆者は、主にブログやWEBメディアでの記事執筆をしているのだが、ゲーム実況環境も揃えている。

 ほとんどのものを元から持っていたので、実際に追加で購入したのはキャプチャーボードのみだ。ゲーム機やテレビを含まず考えるとキャプチャーボードが約2万円、自作PCはかなり前の世代の物だが現在のスペックの物にすると約10万円程度になるだろう、マイクが3000円程度で約12万3000円掛かっている。

ゲーム実況は実写より簡単と思われがち

 ゲーム実況は実写動画よりも作成が簡単と思われがちだが、ゲーム画面をキャプチャーして編集するだけでもそれなりの金額が掛かっていることがわかるだろう。

 実写動画であればスマホのカメラ機能を使うことで、機材はかなり安く抑えることができるが、ゲーム実況はキャプチャーボードの購入が前提であったりと、ハードルが高い。ゲーム機以外、何も持っていないという人はゲーム実況動画を作るまでに15万円程度の投資が必要となるだろう。

ゲーム実況にメーカーも積極的

 さて、ゲーム実況は「ゲームの映像を不特定多数に公開する行為」であり、これは著作権の侵害とも捉えられる。だが、著作権侵害は権利者が訴えない限り罰せられることがない「親告罪」であり、ゲームメーカー側の黙認によって許されてきた側面があった。

 しかし、最近ではゲームメーカーがゲーム実況を公認するような動きも見られる。PUBGや荒野行動などは、有名な実況者を「公認実況者」としてサポートしたり、Fortniteに関しては生配信やゲーム実況を歓迎するスタンスで運営している。

 今まで任天堂のゲームを実況する際には、任天堂が提供するクリエイタープログラムに参加し、実況動画に発生した収益の一部を任天堂に支払うことで実況を認めていたが、『スマブラSP』の発売直前にクリエイタープログラムの終了を宣言し、プログラム終了後は任天堂ゲームの実況に対しての制限を大幅に緩和した。

 もちろん、実際に動画を投稿する前には実況の可否を確認する必要があるが、このように「ゲーム実況」は、メーカーにとっても「有効な宣伝手段」という見られ方に変わりつつある。有名人の参入でさらなる成長が見込まれるなか、興味がある人は本記事を参考に、一度動画を制作してみてはどうだろうか。

■tomokin
スマホとPCがないと生きていけない引きこもり系ガジェットオタク。普段はスマホやスマホ関連のガジェット、パソコン、ゲーミングデバイス、オーディオ製品などのレビュー記事をブログに投稿しています。サイト:https://tomokin-gadget.com

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