BENI、女性限定イベントで『CINEMATIC』制作秘話を語る 『Spotify New Music Place』レポ

BENI、女性限定イベントで『CINEMATIC』制作秘話を語る 『Spotify New Music Place』レポ

 「新しい音楽との出会い」「音楽と触れ合う新しい場所との出会い」をテーマとした音楽ストリーミングサービスSpotifyによる新イベント『Spotify New Music Place』がスタートした。第1回目はゲストに、ニューアルバム『CINEMATIC』をリリースしたばかりのアーティスト・BENIを迎え、12月20日、渋谷にあるTRUNK(HOTEL)で開催。『Spotify New Music Place – Girls Tea Party with BENI -』と題して、招待された女性ファン30名がBENIのトークやプレミアムなライブを楽しんだ。

 会場では、11月28日にリリースしたアルバム『CINEMATIC』や、3部作のMV『CHASIN’ the film』がスクリーンで流れるなか、観客が入場。今回は、“普段よりもリラックスしてトークやライブを楽しんでもらえれば”という趣旨でテーブルにはスイーツやお茶が用意された“Tea Party”形式となった。カラフルでかわいらしいスイーツの登場に会場が華やいで、撮影タイムになるなどTea Partyがスタート。そこに、ブラックのドレスに身を包んだBENIが登場すると、観客から歓声が上がって、またうっとりとしたため息も聞こえてくる。

 「やっとこうした会を実現できて、嬉しいです」とBENI。普段のライブよりもグッと間近に本人の姿があることで、観客も思わず背筋が伸びてしまう様子で、BENIは「みんな、緊張してる?」と言って微笑む。その緊張を解きほぐすように、事前に観客から募ったBENIへの質問コーナーを挟みながら、アルバム『CINEMATIC』に込めた思いや制作秘話、1曲1曲についてのセルフライナーノーツ的なトークで会場の女子会的なムードをあげていった。

 アルバム『CINEMATIC』について、「自分の日々のサントラを作るならどんなものができるか? という妄想からはじまった」と語るBENI。また今回は3年ぶりのアルバムで、「3年の間いろいろな曲を作ったけれど、自然に出てきた曲が選ばれた。考えすぎず、素直にレコーディングした曲が収録されている」という。コラボ曲も多数収録されているが、どの曲もコラボ相手との何気ない会話や、世間話から形になっていくなど、リラックスした制作だったようだ。たとえば、KANDYTOWNのラッパー、IOをフィーチャリングした曲「Chasin’ feat. IO」では──。

 「IOはもともと友人で。スタジオでいろんな話をしているうちに、(曲の)シナリオがどんどんできました。恋愛も、恋愛以外でもそうですけど、人間って満足しきれないものだから。手に届く直前くらい、追いかけているうちが幸せなのかなって。わたしたちって、いつもChasin‘してる、Chasin’病かもねっていう話から生まれた曲なんです。この曲でMVを作ろうとなったんですが、普通のMVではつまらないなと思って。IOはルックスも雰囲気があって、ミステリアスな人なので。彼と一緒にドラマ性のあるMVにしてみようと思って。この曲がきっかけで、3部作(「Chasin’ feat.IO」、「PULLBACK」、「Last Love Letter」)でひとつの物語となるショートフィルム「CHASIN’ the film」にも繋がっていきました」。

 また「S.U.K.I」は、お酒好きなBENIが、酔った調子でうっかり言い過ぎてしまうことなど、酔っ払っているときの様々なモチーフが元ネタ。「CRY」は、友だちのために書いた曲だという。

 「大の親友が涙を流してる姿を見たときに、ものすごく愛おしくて。彼女は、必死で涙を止めようとするんです。でももっと泣いてって思ったの。世の中には、泣くのはやめてっていうメッセージの曲が多いと思うんですけど。その逆で、“どんどん泣いて、それは強さにつながる一歩だから”という曲なんです。わたしはいつでもここにいるし、いつでも肩を貸すからって」

 『CINEMATIC』は“自分の日々のサントラを作るなら”という、BENIの日常を垣間見るようなとてもフレンドリーなアルバムだ。また自分と向き合って悩み、時には羽目を外したり、誰かと時間を過ごす暖かな時を描いた曲たちは、街に生きる人々の群像劇のようにも聞こえる。「きっといろんな場面、シチュエーションで聴くと、きっとハマる曲が見つかるんじゃないかなと思います」とBENIは語る。

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