OPPO、スマホ向けトリプルカメラに「ロスレス10倍ズーム」「ワイドゾーン光学指紋認証」技術を発表
OPPOは1月16日、スマートフォン向けのトリプルカメラに「ロスレス10倍ズーム」を載せた技術を「Future Technology Communication Conference」(北京)で発表した。
トリプルカメラは「超ワイドアングル+超クリアマスター+テレフォト」で構成され、超ワイドアングルレンズの焦点距離は15.9mm。これがワイドアングルビューファインダーと組み合わせて利用される。また、プライマリカメラが「写真の画像品質を保証」したうえで159mmのテレフォトカメラとオリジナルの「飛び出し」構造を組み合わせることで高品質なズーム撮影が可能になる。
このトリプルカメラがリレー方式で動作し、それぞれのカメラの長所が最大に活かされるという。全てのズーム範囲で画像の品質を維持するため、標準カメラとテレフォトカメラの両方にデュアルOISの光学手ブレ補正機構を搭載した。
トリプルカメラを実現するには、カメラ自体の構造に加え、OPPO開発の「ペリスコープ構造」も必要不可欠となる。「ペリスコープ構造」はレンズセットの横方向の配置と屈折を利用することでスマートフォン自体の筐体の幅と厚さを最大限に活用することができるようだ。これにより省スペースが実現し、スマートフォンをより薄く軽量化できる。これのおかげで大きなカメラや部品(コンポーネント)が利用できるようになる。
カメラの耐久性能については業界における検査基準の落下テストを実施することでカメラモジュールの信頼性の検証を行っている。プリズム部分では2ラウンドの落下テストを実施。前後面で各1万回、残り4面で2,000回、合計2万8,000回の落下テストで構成される。