友近＆ゆりやん、バカリズム、ハリウッドザコシショウ……YouTubeで芸人達が届けるお笑いの世界

吉本興業チャンネル

　お笑いの総本山とも言える吉本興業にとってもYouTubeというメディアは欠かせないものとなっている。相席スタート、おかずクラブ、横澤夏子らによるタイアップの番組や、若手芸人たちのコント、吉本芸人が好きなモノをとことん語りつくすライブ「よしもと好きなモノ大学～自分の得意なジャンル全てお話しします～」のライブ中継・公開など多様なコンテンツが並んでいる。

　多くの人の目に止まるYouTubeに出ることは、若手芸人にとってはテレビ番組や劇場に立つことと同様に、その魅力を伝える宣伝の場になる。また、ライブの中継などを通してよりお笑いライブへの門戸も広くすることができると言えるだろう。

ハリウッドザコシショウ

　テレビではできないことをやる......という意味で、その最たる存在はおそらくハリウッドザコシショウだろう。ケンドーコバヤシと以前コンビも組んでいたザコシショウだが、そのあまりにハードコアなネタの数々はテレビで披露しづらいものも多い。

　YouTubeという自由に自分でコンテンツを公開できるメディアだからこそ、ザコシショウの真価が発揮される。企業CMのパロディ、大喜利、誇張しすぎたモノマネシリーズなどお笑いコンテンツはもちろん、趣味でもあるファミコン実況や、「ザコシの暇だからソリティア」としてソリティアの実況なども行なっており、その独自の世界観に存分に浸かることができる。

　紹介してきた動画はほんの一部で、今も数多くの芸人たちがネタやラジオをYouTubeというメディアを介してアップロードしている。“ライブをする”“テレビに出る”ことが第一義とされがちだったお笑いの世界だが、これからYouTubeを介して多くの人の目に止まる芸人たちも出てくるかもしれない。

（文＝編集部）