カジサック、チャンネル登録100万人までの道のりは? 2018年の活動を振り返る
2018年10月に公開された動画「同期の南海キャンディーズ山ちゃんとガチンコトーク」が2018年12月29日現在242万回を記録しており、自身の動画の中で最も再生回数が多い動画になっている。芸人同士の対談ということで、話の間(ま)、テンポ、魅せ方などが全て高次元で展開されており16分という比較的長めの動画にも関わらず、一瞬のように感じた。南海キャンディーズの山里亮太とキングコングの関係性の裏話などYouTubeという括りだからこそ聞ける貴重なトークになっている。
他にもNON STYLEの石田明やハイキングウォーキングの鈴木Q太郎など芸人とのコラボを多数投稿し、「YouTubeとテレビの壁をぶち破りたい」という当初の目的を体現しているカジサック。カジサックがYouTubeに進出してからまだ数ヶ月であるが、すでにYouTubeとテレビの壁が薄くなりつつあることを感じさせる。
そして先日実業家・堀江貴文とのコラボが実現した。異色とも思われるコラボだが、キングコング西野が予てから親交のある堀江貴文にゲスト出演の依頼をしたことから実現に至ったという。堀江貴文をゲストに迎え何をするのかと思えば、行われたのはまさかのPK対決。対決をしていく中で普段見ることができない、堀江貴文の新たな一面が垣間見られた。相手が誰であろうと、その魅力を引き出すことができるのがカジサックの強みでもある。今後もこの強みを活かして様々なコラボ動画を展開していくことだろう。
チャンネル開設当初は賛否両論が巻き起こったキングコング梶原改めカジサックのYouTube参戦。2019年末にチャンネル登録者が100万人超えなければ芸人を辞めると宣言した挑戦は続いているが、毎日投稿、豪華コラボと、努力は着実に実を結んでいる。芸人のYouTuber参戦が相次いでいるなかで、カジサックがその成功例になる可能性は、低くなさそうだ。
■川崎龍也
音楽を中心に幅広く執筆しているフリーライター。YouTubeを観ることが日課です。
Twitter:@ryuya_s04