SUSURU TV.はなぜ楽曲でも人気? もこうを招いた新曲から考察
学生時代にバンド活動を行っていた彼は、楽曲制作もするように。歌詞、ドラム、歌は全て自らで行い、その他の楽曲はSUSURU TV.チームが務めている。そんな自主制作からなるラーメンソングによって、さらに人気が増していく。
ファン待望の新曲「FANTASIC RAMEN feat.麺王"M"」では、今回初めて外部からエンジニアを招きレコーディングを実施。ゲストボーカルには、“歌ってみた”でシンガーとしての実力を見せるもこう(麺王"M")が参加した。もこうのハスキーな歌声は、伸びの良いSUSURUの歌唱とよく絡み相乗効果を生んでいく。そして銀杏BOYZを彷彿とさせる激しいバンドサウンドからは、楽曲に対する彼らの熱量がひしひしと伝わってきた。
SUSURU TV.の楽曲は、青春パンクのような泥臭さとキラキラした雰囲気が特徴だ。YouTuberの楽曲といえばラップが主流であり、パンクサウンドはこれまであまり例がない。SUSURU TV.の楽曲は、YouTuber界の音楽幅を広げるものとなったのではないだろうか。
“毎日ラーメンを食べる”という一見バカげた思いつきを3年以上続けてきた男の歌声は、熱量をぶつけるパンクサウンドに乗せることでより一層、等身大の楽曲としてリスナーの耳に届けられた。SUSURU TV.によるラーメンソングが人気コンテンツになった一番の要因は、ここにあるのかもしれない。
SUSURU TV.は、1月20日に新木場STUDIO COUSTで行われる『PERFECT MUSIC presents PERFECT SUMMIT』に出演。神聖かまってちゃんやバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI、アカシックらと共演するという。バンドやアイドルに混ざりSUSURU TV.がどういったパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が高まるばかり。
YouTuberとして独自の道を走っているSUSURU TV.。ラーメンだけでなくバンドとしての“これから”も非常に楽しみだ。
(文=馬場翔大)