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ジョーブログはなぜインフルエンサーが集まる店を作るのか? クラウドファンディングの真相を聞く

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 YouTube上で数々のチャレンジングな企画を行ない、昨年5月、AbemaTV『亀田興毅に勝ったら1000万円』に挑戦者として出場し、一般知名度も飛躍的に高めた「ジョーブログ」のジョー。そんな彼が「インフルエンサーが集まり夢を叶えるバーを作りたい!!」(CAMPFIRE)として、クラウドファンディングを始めたことが話題になっている。賛否両論巻き起こしてきたが、多くの賛同者が集まり、目標額の2000万円を超え、残り2日と期限が間近に迫ったいまも、金額は伸び続けている。ジョーが思い描いている構想とは、いったいどんなものなのか。企画の立ち上げ経緯から、そのチャレンジ精神の源まで、じっくり話を聞いた。(編集部)

【インタビューの最後に、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「ゼロから夢を追いかけて、有名になれる時代」


ーー「インフルエンサーが集まり夢を叶えるバーを作りたい!!」というクラウドファンディングに、目標額の2000万円を超える金額が集まっています。あらためて、今回の取り組みについて教えてください。

ジョー:「バー」というと飲み屋や水商売にも聞こえるので、「ミュージアム」とか「ギャラリー」とか、言い方を変えようかなと思ってるんです。僕が最初からイメージしているのは、インフルエンサーが常にいて、イベントやオフ会を簡単に開ける場所を作りたいと。動画配信プラットフォームの投げ銭、ダイレクト課金をリアルに持って来た感じですね。インフルエンサーとファンが交流して、距離を縮めて、そこにチップをつける。そうすれば、活動の支えになると。

 インフルエンサーの人らって、めちゃくちゃ有名になれば、企業案件にも引っ張りだこだし、YouTuberやったら広告収入も得られるんですけど、コアなファンがいる人でも、フォロワーが数千人くらいだったらみんなバイトしているんです。そういう時間で才能が無駄になるのがもったいないし、それやったら、インフルエンサーが集まって、お店で働きながらコミュニティを作り、情報交換をしながら、全員で夢を追う場を作ろうと。

ーー個人的な経験としても、配信を楽しみにしていたのに、活動を辞めてしまったクリエイターが何人もいます。勝手かもしれませんが、マネタイズできていたら続けてくれていたかもしれない、という可能性を考えると、魅力的な取り組みに思えます。

ジョー:そもそも、僕がなんでそういう場所を作ろうと思ったかというと、YouTuberとして活動しているなかで、他の動画を見て「もうちょっと企画や編集で工夫したら、絶対に再生数が伸びるのにな」と思うことが多いんですよ。僕自身、そうやって視聴者さんを増やして、AbemaTVで亀田興毅さんに挑戦したり、EXILEのATSUSHIさんからお声がけいただいたり、どんどん活動の幅が広がっていって。今は芸能事務所に所属したり、大きなコンテストで優勝したりせんでも、ゼロから夢を追いかけて、有名になれる時代なんですよね。そういう状況をもっと広げたいし、これまで培ったノウハウを夢を追う人たちに共有したい。だから、それができる場を自分で作ってしまおうと思ったんです。

ーージョーさんから見て、この人もったいないな、と思うクリエイターは多いですか?

ジョー:たくさんいますね。めっちゃいい曲を作っていて、歌も上手くて、メッセージもあってファンもいるのに、細々と路上ライブを続けている人がいるじゃないですか。そういう人のSNSを見てみると、ほとんど稼働していなかったりするんですよ。そのままいつかスカウトさんに目が止まるまで続けるなんて、時間がもったいないし、めっちゃ効率悪い。もちろん、そのあと成功するかはわからないけれど、その確率を上げることは確実にできるんです。そういう人らに力を貸せたらなと思って。

 ただ、そう言うと聞こえはいいけど、この企画は人のためというより、ほんまは自分が楽しいからやりたいことなんですけどね。そういう環境を作って自分がどうなるか、というのが楽しみだし、新しいことをするのが好きなんですよ。僕だからこそできる、オンリーワンの作品を作りたい。今回も人生という作品の一部みたいなもんで。

ーー批判的な意見も少なくなかったと思いますが、目標額の2000万円を突破して、賛同するファンの多さと、サポートの厚さに驚きます。ファンについては、どう捉えていますか?

ジョー:僕の場合、応援してくれる視聴者さんとの距離がめっちゃ近いんですよ。言ってしまえば友達に近い感覚で。だから、もっとそういう人たちを巻き込んで一緒に面白いことを創造したいし、今回のお店も文化祭と言えばチープに聞こえるかもしれませんが、皆んなで一緒に目標に向かって面白いモノを作ってく感じなんですよね。自分のオンラインサロン「ジョーズクラブ」にそういうお店のことをどんどん共有して皆んなで考えてます。スポーツでもなんでも見る側よりやる側のほうが絶対、成長と達成感がありますから。お金を出してプロに作ってもらえば、確かに簡単でスピーディーなんですよ。でも、そこをみんなでやることによって、そのプロセスもエンターテイメントになる。僕ひとりのものじゃなくて、みんなが思い入れを持ってくれる場所にしたいんですよね。

ーー確かに、立ち上げから少しでも手伝えば「自分ごと」になりますね。

ジョー:そう、全員がこの店のオーナー、みたいな感覚になってほしくて。だから未完成の部分から見せていっているですけど、逆にそこが批判の対象になってますね。「お前は未完成のものに金を集めているのか」と。

ーーただ、今回のクラウドファンディングは単純に「お金を集める」というより、そのことでジョーさんに会えたり、自分だけのために動画を作ってもらえたり、という特典が面白くて、出資者との距離がグッと縮まる企画が盛りだくさんでした。

ジョー:そうですね。けっこう高い値段をつけているものもありますけど、例えば僕の家に来てもらうようなものは、こっちからしてもそれなりにリスクがあるし、多少ハードルを高くしなきゃ、ということで。気の合うやつがおったら、そのまま泊めたろかなくらいに思っているし、「20分生電話」みたいに時間を区切っているものも、気が合えば3時間でも4時間でもしゃべりますしね。ちなみに生電話は、この企画に8万円出してくれた人への特典で、けっこう高いし、「自分のことどんだけ価値あると思ってんのや」と言われるんですけど、僕、自分のLINEで電話するんですよ。友達になる、という意味に近くて。サシ飲みなんかはもうやっているんですけど、ひとりはYouTuberで、「動画撮っていいですか?」「全然いいよー」って。この機会を利用して、値段以上の価値のあることにつなげてもらえたらなって思ってます。


ーークラウドファンディングにお金を出す、というより、体験を買う、という感覚の出資者も多そうですね。

ジョー:だから、僕を応援してくれていると言うより、「ジョーブログという看板を使って、このリターンで何したろうかな」って、ビジネス的に考えている人もおると思いますよ。自分の知名度アップのために使ってもらってもいいし、そこに関してはウィン・ウィンなので。

ーージョーさん自身、AbemaTV『亀田興毅に勝ったら1000万円』で正面から“売名”して、チャンスを生かした部分があります。

ジョー:そうですね。僕が有名じゃないYouTuberだったら、ちょっと頑張って、僕とコラボする機会を買うと思いますもん。駆け出しの頃なんか、それなりにチャンネル登録者数、SNSのフォロワー数がある人とは全くコラボできませんから。僕はその人がおもろかったら、そのまま仲間としてやっていきたいと思うし。

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