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Epic Gamesが『フォートナイト』のクロスプラットフォーム機能を開放 「Steam崩し」鮮明に

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 現在もっとも成功しているゲームと言っても過言ではないバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』を開発・提供するEpic Gamesが、ゲーム開発者には嬉しい機能の提供を発表した。今回の発表と同社の最近の動向を合わせてみると、ある壮大な野望の存在がうかがえる。

クロスプラットフォームゲームの開発が容易に

 Epic Gamesは13日、『フォートナイト』で実際に使われているクロスプラットフォームゲーム機能を無料でゲーム開発者に提供することを発表した。ゲーム開発において成功のカギを握るとともに困難を極めるのは、ゲームのクロスプラットフォーム展開である。こうしたクロスプラットフォーム展開に不可欠な諸機能を、すでに7つのプラットフォーム(Windows、Mac、iOS、Android、PlayStation、Xbox、Nintendo Switch)で大きな成功を収めているゲームから流用できるようになれば、ゲーム開発者は今より成功を掴み易くなる。

 提供される機能として、以下のようなものが挙げられている。

・クロスプラットフォームにおけるユーザアカウントの管理、フレンドの特定、無料および有料アイテムの管理
・プラットフォームや開発ゲームエンジンに依存しないユーザインタフェース開発のためのAPI
・クロスプラットフォーム対応の音声通信
・クロスプラットフォームなプレイヤー・パーティの結成とマッチメイク
・データストレージ管理とゲームのクラウドへの保存
・クロスプラットフォームにおける実績とトロフィーの管理

 以上の機能を2019年に順次リリースし、さらにユーザが作成したコンテンツの保存といった機能も提供していく予定だ。

プレイヤーも開発者も囲い込む

 今回の発表に先立ち、4日、Epic Gamesは「Epic Gamesストア」を立ち上げることを発表している。このストアは、簡単に言えば同社が運営するゲーム専用のアプリストアのことである。その最大の特徴は、ゲームや課金アイテムを販売した時の開発者の利益率(取り分)が88%に設定されていることだ。この割合は、世界的なゲームプラットフォームであるSteamやGoogle Playの70%より高い。競合他社より高い利益率から、同社が自社のゲームストアに開発者を囲い込む意図が読み取れる。

画像出典:Unreal Engineニュース「Epic Gamesストアに関するお知らせ」

 さらに5日、同社は『フォートナイト』にプレイヤーがゲームステージを作成できる「クリエイティブ」モードを追加した。また、7日にはプレイヤーから自作したステージを募集して、もっとも独創的なステージをゲームの一部に採用する#FortniteBlockPartyの開催も発表した。こうした動向からは、プレイヤーにゲームを作ることの喜びを体験してもらうことで未来のゲーム開発者になることへと導く意図が見え隠れする。

 以上のふたつの動向と今回のクロスプラットフォーム機能の無料提供を合わせてみると、プラットフォームの垣根を超えてプレイヤーとゲーム開発者が交流する巨大なゲーム経済圏を築く、という同社の壮大な野望の存在がうかがえるのだ。

      

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