『ゴジラVR』を熱烈ファンの大内雷電が体験! 『シン・ゴジラ』とのリンクを感じさせる演出にも注目
VR ZONE SHINJUKU、VR ZONE OSAKA及び、 全国展開中のVR ZONE Portal店舗にて、VRアクティビティ『ゴジラVR』の稼働が11月3日の“ゴジラの日”よりスタートした。
『ゴジラVR』は、体験者が攻撃ヘリ部隊の一員としてゴジラと戦闘。無残に破壊されていく街で、仲間とともにゴジラの圧倒的な存在感と、その恐怖をリアルに体験することができる。体験者のミッションは、「血液凝固弾」を命中させ、ゴジラの活動を停止させることだ。
今回リアルサウンドテックでは、先行体験会を取材。『リアルサウンド映画部』でその特撮ファンっぷりを発揮している、THE 夏の魔物・科楽特奏隊の大内雷電(おおうち・ライディーン)とともに、アクティビティを体験した。
VR ZONE SHINJUKU内に入り、2Fの奥へ進むと『ゴジラVR』を発見。スタッフからゴジラとの戦い方をレクチャーされたのち、コックピットへと向かう。対面では先に体験しているグループが、声を上げながら楽しんでいるのを見ることができた。Tシャツ・スニーカーを『シン・ゴジラ』仕様で固め、なぜか着ぐるみまで着込んで気合十分の大内が早速コックピットに乗り込み、VRゴーグルを装着。先ほどの楽しそうなグループとは打って変わって、彼の表情は真剣そのもの。映画の世界の中で行われている戦闘に、心身ともに没入しているようにみえた。
戦いの結果、大内は残念ながらゴジラの血液を凍らせることはできなかったが、感想を聞いてみると、嬉々として各部分に凝らされた意匠を解説してくれた。
「まず初めに驚いたのは、そのロケーションでしょうか。従来の実写の怪獣映画では見たこともないような建造物が登場したことには、意表を突かれました」
たしかに「VRだからこそ、その演出ができた」というのは面白い。続けて大内は『シン・ゴジラ』と今回の『ゴジラVR』のリンクについても次のように話す。
「今回のVR作品に登場する『シン・ゴジラ』のゴジラ第四形態は、神奈川県・鎌倉から上陸し東京に向かいます。東京駅周辺が最終決戦の場所となりますが、劇中ではそれよりも東には進んでいないため、今回の戦闘場所はどこなのかを想像することに“if”の設定を感じさせますし、さらに映画では高圧ポンプ車による注入だった血液凝固剤が今回「血液凝固弾」として進化しミサイルとして撃つことができたことは“after”を思わせます。『シン・ゴジラ』という作品のなかに入ったというよりは、『シン・ゴジラ』のパラレルワールドなのか、それともあの時凍らせたゴジラが復活したあとの話なのか、考えながらワクワクしていました。
『射撃許可は出ていない!』と市街地での射撃を禁止するなど、『シン・ゴジラ』の世界観を表現していたのも良かったですね。自分が戦闘ヘリに乗ってゴジラの攻撃や障害物を避けている最中、『今ごろ官邸では巨災対が射撃許可を出すよう議論しているんだろうな』と裏側で走っているストーリーを想像するのも面白かったです」