『ソウルキャリバーVI』は格ゲー初心者も遊びやすく進化! 新システム「リバーサルエッジ」とは?
バンダイナムコゲームスは10月18日、PS4/Xbox One/PC向けソフト『ソウルキャリバーVI』を発売する(PC版は10月19日発売)。『ソウルキャリバー』シリーズとは、1998年から続く3D格闘アクションゲームで、キャラクターが素手ではなく、大剣やダガー、大鎌などの武器を使って戦う点が最大の特徴である。その最新ナンバリングタイトルとなる本作は、ネットワーク機能を介したオンライン対戦モードをはじめ、16世紀末の中世を舞台にしたストーリーモードや、自分だけのオリジナルキャラクターを作成できるクリエイションモードも収録。純粋な対人戦以外でも、やり込める要素が追加された。
とは言え、対戦格闘ゲームの大きな醍醐味は「人と人が織りなす真剣勝負」に秘められていると感じるユーザーも多いだろう。しかし、格闘ゲームは突き詰めれば突き詰めるほど高度なテクニックが存在し、初心者の参入を阻む壁となっているのは確かだ。特に格ゲーを遊び始めて間もない内は、初級コンボを覚える前に辞めてしまうユーザーも少なくない。
そんな中『ソウルキャリバーVI』には、実践経験の少ない初心者でも1ボタンで技の駆け引きを生み出せる「リバーサルエッジ」が実装された。本稿では「リバーサルエッジ」にフォーカスしながら、同じく新システム「クリティカルエッジ」「ソウルチャージ」の解説も行う。本作におけるバトルシステムの魅力が少しでも読者に伝われば幸いだ。
ボタン一つで駆け引きを生む「リバーサルエッジ」
『ソウルキャリバーVI』から登場する「リバーサルエッジ」は、格闘ゲーム初心者に向けたアクションだ。簡単にまとめると「相手の攻撃を何でも受け止めて反撃するアクション」。このリバーサルエッジを発動することで、初心者でも手軽に攻撃の読み合いが楽しめる。攻撃によるダメージを防ぎながら反撃の機会を生むと考えてもらえれば分かりやすい。もう少し具体的な技説明を見てみよう。
まず敵に攻撃される直前でリバーサルエッジを発動すると、相手の攻撃を受け流した後でコマンド入力フェーズに移行。「縦切り」「横切り」「回避攻撃」から自分が選んだアクションが発動する。縦斬り、横斬り、回避攻撃は3すくみとなっているが、コマンド入力による回避やガードでかわす(防ぐ)ことも可能だ。ただし回避は決められた攻撃しか防げず、ガードも耐久値を超える攻撃は防ぎきれず逆に大きな隙を生んでしまう。あえて3すくみの読み合いに参加する積極的な姿勢が、戦闘を優位に進める上で重要になってくるだろう。
リバーサルエッジにおける攻撃の3すくみ
「縦切り」は「横切り」に強い
「横斬り」は「回避斬り」に強い
「回避斬り」は「縦斬り」に強い
リバーサルエッジから派生する攻撃のカテゴリーは共通だが、与えられるダメージ量や特性(ノックバック効果など)は各キャラクターごとに差別化されている。例えば攻撃が大振りな「アスタロス」は、リバーサルエッジの発動タイミングが相手に読まれやすく、ステップ移動であっさり避けられる場合が多い。その分読み合いに勝った際のリターンは大きく、ステージ中央から場外まで吹き飛ばす攻撃を叩き込める。ボタン一つで発動できる間口の広さながらも、使い方を理解すればするほど高度な駆け引きが楽しめるシステムなのだ。