ギガファイル便、なぜラウンジスペースを運営? Webサービス×実店舗の可能性を探る

ギガファイル便、なぜラウンジスペースを運営? Webサービス×実店舗の可能性を探る

 オンラインストレージ「GigaFile(ギガファイル)便」(以下、ギガファイル便)を提供・運営している株式会社ギガファイルが、9月25日に東京・秋葉原にてラウンジスペース「ギガスタ」をオープンした。

 “ギガファイル転送ラウンジ『ギガスタ』”と銘打たれているように、ギガファイル便へのデータアップロードを行う上で最適な環境を完備している。ネット上のサービスを実店舗で提供するユニークな試みといえる。「ギガスタ」担当者にラウンジをオープンした経緯、その可能性を聞いた。

 今やビジネスシーンを中心に、オンラインストレージは欠かせなくなってきた。その背景にはガジェットの高性能化に伴うデータファイルの大容量化がある。動画のような容量が大きいファイルだと、ネット回線に負荷がかかりストレージへのファイルアップロードに時間がかかったり、失敗してしまう。そうしたユーザーのフラストレーションがオンラインストレージ自体に向いてしまうことがある。「ギガスタ」の運営には、ユーザーに対して企業努力をアピールする狙いがありそうだ。

「ギガファイル便の利用率が右肩上がりで伸びているのは喜ばしい反面、ユーザーが急増することで、アップロードに時間がかかるという問い合わせが多くなりました。弊社としてはサーバや回線の増強を行ってきましたが、ユーザーが契約しているプロパイダによっても使用感は変わってきますので、最適な環境を用意する必要がありました」(「ギガスタ」担当者)

 ギガファイル便は、メタディスクリプション(検索結果で表示される紹介文)に“無料大容量ファイル転送サービス”とあるようにスピード(アップロード速度)、サイズ(大容量)に優れたファイルストレージを原則フリー(無料)で提供することを事業理念としてきた。同様に「ギガスタ」で提供されるサービスもすべて無料となっている。

 ラウンジ内ではフリーWi-Fi(次世代高速Wi-Fi規格11ac)を用意。プロパイダを介さずギガファイルのバックボーンに直結させることで、オンラインストレージのポテンシャルを最大限に発揮できる環境を用意している。実測値では1GBのデータファイルを30秒でアップロードが可能だ。

 ネットワークのインフラとは別に、ラウンジとしてのホスピタリティ、体感できる快適さも申し分ない。「ギガスタ」の利用者は今のところ、ほとんどビジネス層に限られているようで、静かで落ち着いた理想的なワークスペースとなっている。また、スタッフが常駐しているので、利用にあたって困りごとがあれば、いつでも対応してくれる。

 利用者には国産の高級ドリップマシンによるコーヒーを提供している。レギュラーコーヒー2種の他にエスプレッソ、ミルクを用意することでスチームを使ったカプチーノ、カフェラテ等といった数種の中から選び、挽きたて淹れたての美味しさを堪能できる。


 ラウンジ内で最も目を引くのが壁一面に12台、設置してある55インチ4kモニターだ。普段はマルチモニターとして映像が流れていることからインテリアの1つかと思いきや、持参のノートPCやタブレット端末から出力できる。高画質のモニターで動画や画像のチェック作業といった利用ができそうだ。

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