YMCKの8bitサウンド演奏アプリ『YMCK Player 2』はどう進化した? その演奏力を検証

「YMCK Player 2」はどう進化した?

 チップチューンバンドのYMCKから、8bitサウンド演奏アプリ『YMCK Player 2』がリリースされた。プラグイン『Magical 8bit Plug』のようなチップチューンサウンドを、スマホで手軽に演奏できるというものだ。10月7日現在はiOSのみに対応。

 2と名付けられている通り、本アプリは前作『YMCK Player』の進化版にあたる。装飾を極力排除し、より演奏面での自由度が高めたとのこと。2のリリースによって『YMCK Player』はストアから姿を消してしまったが、動作の様子は以下の映像を参考にして欲しい。

YMCK iPhoneアプリ "YMCK Player" 発売!!

 では、新しくなった『YMCK Player 2』を見ていこう。

 3本のラインがあり、それぞれにペンタトニック、ダイアトニックなどのスケール設定が可能。タッチやスライドで演奏できるが、スケールのおかげで適当にスライドするだけでも楽曲的に統一感のあるサウンドになる。ドを基準にしたオクターブの境目でタッチエリアの色が変わるため、演奏する際はここを基準にすると良い。

 スライド演奏は、スマホを左右に傾けることでも可能。どこか鍵盤を押さえながら傾けるだけで、いかにもソロプレイヤーらしい演奏になる。スライド中にラインを移動すれば、いかにも複雑なグリッサンドを奏でているように聞こえるだろう。スマホを奥側に傾ければ、強烈なビブラートもかけられる。

 これらのラインはカスタマイズが可能。キー、スケール、トーン(三角波、矩形波、パルス波)、エコーの設定ができる。例えば、中央のラインは基本のダイアトニックスケールにしておいて、上下にはペンタトニックやハーモニックマイナーを設定しておき、楽曲のソロパートでそのラインを演奏する、といった使い方も面白い。これらのライン設定は「Scene」としてまとめて保存できる。

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