“空気を読んで”一緒にピアノ演奏してくれる「Duet with YOO」、体験イベント開催中!

“空気を読んで”一緒にピアノ演奏してくれる「Duet with YOO」、体験イベント開催中!

 AIと合奏できるインスタレーション「Duet with YOO」の体験イベントが4月25日〜5月22日までの期間、ヤマハ銀座ビルにて開催中だ。

 「Duet with YOO」は株式会社博報堂アイ・スタジオとヤマハ株式会社が共同で開発したプロジェクトだ。ヤマハが持つ人工知能合奏技術と、博報堂アイ・スタジオの映像表現技術により、ピアノを弾くと、打鍵の強弱をAIが解析し、伴奏者と連弾しているような新感覚の演奏を体験させてくれる。

 今回の展示は3月に米国テキサス州で行われた音楽・映画・インタラクティブの祭典「SXSW2018」にも出展されており、4日で700名以上が体験。今回は「きらきら星」に合わせ体験者の演奏をリアルタイムで解析し、480パターンの中から演奏のイメージにあったものをAI伴奏者のYOOが演奏してくれる、という内容だ。

AI Project YOO

 ヤマハの前澤陽氏は今回の開発経緯について次のように語る。

「最初はプレイヤーが自動演奏と合奏できるものを作成していたのですが、スイッチを押して音が流れるだけなので、どうしてもテンポがズレてしまい、快適な伴奏にはなりませんでした。そこで、センシングして人間の演奏合わせることができるものを作りたいと考えたのが、開発のきっかけです」

 一人で弾いていても周りから”すごい!”と言われるような体験を演出するーー構想を膨らませるなかで、UI・UXの知見が豊富な博報堂アイ・スタジオとタッグを組むに至ったという。博報堂アイ・スタジオの望月重太朗氏は、「AIが人に成り代わるのではなく、引き立てる。演奏者のポテンシャルを引き出すパートナーという位置付けで製作を開始しました」と振り返った。SXSWでは老若男女問わず、さらには音楽教師やプロのミュージシャンも来場し、幅広いユーザーが体験。「自分の演奏に対してバリエーションを出してくれ、新しい音と出会えたとポジティブな反応を多くいただけた」という。

 また今後の課題として、前澤氏は「ユーモアと存在感」というポイントを挙げる。「ユーモアとは人間にただ合わせてくれるだけじゃなく、一捻り加えたものを提供してくれること。そして、存在感という意味では、人間の演奏に合わせてくれていることが一聴してわからないような、自然さを追求したいと考えています」

 来場者なら誰でも無料で体験することができる、今回のイベント。演奏に自信がない人も簡単に楽しむことができるとのこと、新たな音楽体験を味わいに出かけてみてはいかがだろう。

特設サイト:https://live.yamaha.com/yoo/

(文=編集部)

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