キズナアイ、ねこみみマスター、東雲めぐ……バーチャルYouTuber、なぜ爆発的にヒット?
「バーチャルYouTuberの動画のほとんどは、編集などを加えて作り込んだものですが、最新の技術を使えばたったひとりでリアルタイム配信を行うこともできます。『東雲めぐ』というキャラクターは、ストリーミングライブ配信サービス『SHOWROOM』でのリアルタイム配信をメインに活動しており、その他の様々なサービスとも連携しています。こうした技術を使って人形劇のようにアニメを制作するケースはすでにありますし、近い将来にはVR技術と組み合わせてより濃密なコミュニケーションを行うこともできるでしょう。バーチャルYouTuberが使用している技術や手法のひとつひとつは、以前からすでにあったものですが、それらを総合的に組み合わせたことによって、今後さらにすごいことができるようになるという期待を抱かせます。これまでとは違ったことが、身近なところで起きているというイメージこそが、人々がバーチャルYouTuberに熱中する一番の理由なのかもしれません」
(文=松田広宣)