ゲーム実況者わくわくバンドが語る「ハマるゲーム実況動画の見つけ方」
ゲーム実況と音楽をまたにかけて活動してきた、ゲーム実況者わくわくバンド。3月7日にリリースされた『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』(テレビ東京ほか)のエンディングテーマ『デンシンタマシイ』のインタビューに際して、ゲーム実況そのものについてもじっくり語ってもらった。彼らが考えるゲーム実況の魅力、そして「ハマる動画との出会い方」とはーー。(編集部)
※楽曲インタビューはこちらへ
面白いゲーム実況の探し方
――新譜リリースインタビューの特別版として、こちらではゲーム実況をあまりよく知らない人のために、その魅力について語ってもらいたいと思います。まず、面白いゲーム実況動画の探し方は?
湯毛:単純に、ソートして再生数が多い動画は面白い、と思いますね。特にニコニコ動画の数字は嘘をついていないというか。やっぱり、たくさん見られるだけの魅力があると思うんです。
フジ:YouTubeだったら、実況シリーズの名場面集を編集してアップしている実況者が多いので、それを参考にするといいかもしれないですね。膨大な数の動画があるので、パート1からすべて見ていくのは大変ですから。
せら:僕は自分が好きだったマニアックなゲームの名前で検索します。実況動画がない、ということもあるんですけど、見つかると、それだけでその実況者さんを好きになってしまうほどうれしくて(笑)。マニアックなゲームほど、「僕みたいに楽しんでいる誰かがいてほしい!」と思うじゃないですか。そういう動画はコメントも濃くて面白いですよ。
フルコン:声で決める、というのもいいですよね。僕は人の声が好きなので、入り口はゲーム実況なんですけど、最終的には「もう、この人がしゃべっていてくれたらなんでもいい」と思うようになるんです(笑)。だから、ゲーム実況者のラジオなんかも楽しみにしてますね。
実況するタイトルはどう選ぶ?
――みなさんは実況するゲームをどんなふうに選んでいますか?
フルコン:これがめっちゃ難しいんですよね。“やって楽しいゲーム”と、“見ていて楽しいゲーム”って違うじゃないですか。例えば、シミュレーションゲームのコツコツした作業とか、プレイしている側は楽しいけれど、見ていても楽しくない、という人もいるはずで。自分が楽しくプレイできるゲーム、というのが大前提なんですけど、そういうバランスは考えるようにしています。
湯毛:リアクションが取りやすい、が一番上に来るかな。でも、のんびりRPGをやっている動画を見るのが好きな人もいるし、人それぞれだから、基本的には好きなゲームを選ぶのがいいんでしょうね。
ヒラノ:僕は大人数の中にいるのが、一番自分のポテンシャルを発揮できると思うんですよ。でも、ひとりで実況を撮りたいときもあって、そこでアクションゲームをやってワーッと騒いでみたら、編集するときに全然面白くなくて(笑)。ひとりだったら、RPGしかできないな、と思います。
湯毛:ストーリーがなかったら、ひとりでしゃべるのも限界があるからね。
フジ:僕は見る人の目が散らばっちゃうのがいやなので、絵柄やシステムがキャッチーで、集中できるゲームを選んでます。単純に自分が好きなだけのゲームもやってますけど、そうすると、見てくれるのも自分と同じような人ばかりになっちゃうかもしれないし……まあ、それもいいんですけど(笑)。