HKT48 宮脇咲良、YouTuberデビューでシーン変える? トップアイドルが参戦する意義を考察
HKT48の宮脇咲良が、3月19日にYouTuberデビューを果たした。これまで吉田朱里(NMB48)のようにYouTubeでの活動がブレイクのきっかけとなったメンバーはいるが、すでにAKBグループを代表するポジションのメンバーがYouTuberになるのは初めてのこと。
昨年行われた『AKB48 49thシングル選抜総選挙』で4位の宮脇は、AKB48の10周年記念シングル「君はメロディー」で単独センターを務め、ドラマ『キャバすか学園』(2016年・日本テレビ系)や『豆腐プロレス』(2017年・テレビ朝日系)では主演を務めるなど、AKBグループでもトップクラスの人気を誇るメンバー。3月11日に自身の公式Twitterで、「#予告動画」として「宮脇咲良YouTube参戦、2018.03.19START、宮脇咲良チャンネル開設」を配信、20歳の誕生日にチャンネルを開設した。トークアプリ755で宮脇は、「動画全て自分で作成しました!大変だったけど、楽しい!」とコメントしている。
宮脇は、2011年7月10日に行われた『HKT48第1期生オーディション』に合格し、デビュー翌年に行われた『第4回選抜総選挙』で第47位にランクイン。AKB48の27thシングル「UZA」で、HKT48で唯一の表題曲選抜メンバーに初めて選出される。2014年にはAKB48の38thシングル「希望的リフレイン」で渡辺麻友とダブルセンターを務め、その後もAKB48とHKT48の両方で活動の幅を広げ、福岡を背負い東京で活躍するHKT48の顔と言える存在になった。
昨年12月に出演した『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、自身を「王道アイドル」と評していた宮脇。その愛くるしいルックスとアイドル性の高いパフォーマンス、そしてファンへの対応やSNSでの発信力の高さから、一部のファンの間では「宮脇プロ」という異名で呼ばれている。同番組では、インスタ用に1日1000枚の写真を撮影したこと、ひとつの写真を完成させるために3時間以上費やしたエピソードなどを語っており、そこからも宮脇のプロフェッショナルな一面が伺える。
また、宮脇は選抜総選挙に対する貪欲さも持っている。不動の1位である指原莉乃が今年6月に行われる『第10回AKB48世界選抜総選挙』に不出馬を表明していることから、宮脇は6万票が浮動票となることを予想。その票を獲得するため、いかにして指原ファンを取り込んでいくのかを冗談交じりに語っていたが、今回のYouTuberデビューも新規ファンの開拓という先を見据えた上での挑戦と言えるのかもしれない。現状に満足せず、新しいことにチャレンジする姿勢は宮脇の強みでもある。
そして開設日に「ちゃんねる宮脇咲良」にアップされたのは、「祝誕生日!! Splatoon2 ガチエリアで大健闘?!」というタイトルのゲーム実況動画。先月のバレンタインデーにオンエアされた宮脇のラジオ番組『今夜、咲良の木の下で』(bayfm)では、「『ゲームしている暇があったら、もっとすることあるでしょ』って言われるんですけど、ないんですよ。みなさんが趣味に使っている時間を私達はゲームに使っているだけなので。ゲームしてなかったら何もしないんで。ゲームしてる時間が何かに変わると言ったら何も変わらないんですよね」とガチのゲーマーであることをアピールした宮脇。実際にアップされた映像は、「ミヤワキサクラチャンネル」というカラフルなタイトルから始まり、『スプラトゥーン2』について丁寧に説明。初心者にもわかりやすい動画からは宮脇の生真面目さが滲み出ていた。