高橋文哉と田中泯がW主演 『連続ドラマW 告解』12月よりWOWOWで放送・配信決定
高橋文哉と田中泯がW主演を務める『連続ドラマW 告解』が、12月よりWOWOWで放送・配信されることが決定。あわせてティザービジュアルと特報映像が公開された。
本作は、薬丸岳による同名小説を原作に、ひき逃げ事件の加害者と、愛する妻を奪われた被害者遺族、双方の人生を通して、消えることのない罪を背負う者の贖罪の在り方を問う社会派ヒューマンサスペンス。
薬丸作品がWOWOWで連続ドラマ化されるのは、『連続ドラマW 天使のナイフ』、『連続ドラマW 悪党 〜加害者追跡調査〜』に続いて3作目となる。薬丸は「このドラマを通して、人が生きていくうえで大切な『何か』を感じ取っていただけたら原作者として何よりの幸せです」と映像化への期待を寄せた。
監督を務めるのは、『コールドケース』シリーズ(WOWOW)や『サイレント・トーキョー』などの波多野貴文。脚本は、『半沢直樹』(TBS系)、『サンクチュアリ -聖域-』(Netflix)の金沢知樹と萩森淳が手がける。金沢は「登場人物それぞれの感情が簡単に割り切れないところも、この作品の大きな魅力」と本作ならではの魅力を語っている。
飲酒運転の末にひき逃げ事件を起こし、実刑判決を受けた大学生・翔太。愛する妻を奪われ悲しみに打ちひしがれる被害者遺族・二三久は、ある日、刑期を終えた翔太が一人暮らすアパートに移り住んでくる。そして事件から何年もの月日を経て、物語は大きく動き出す。赦されざる罪の果てに待ち受けるものとは。
WOWOWドラマ初出演となる高橋が演じるのは、ひき逃げ事件の加害者である大学生・籬翔太。恋人に会うため飲酒運転をした翔太は、その道中で1人の女性をはね、その場から逃走。4年 10 か月の実刑判決を受ける。出所した翔太を待ち受けていたのは、刑期を終えても罪は消えず、その重みを背負い続けなければならない過酷な現実だった。高橋は、これまでさまざまな作品で瑞々しい表情と鮮やかな演技を見せてきたが、本作では一転、罪悪感や後悔、孤独に苛まれる加害者という役どころに挑んだ。
田中が演じるのは、翔太が起こしたひき逃げ事件によって愛する妻を奪われた被害者遺族・法輪二三久。加害者である翔太への執念を募らせ、出所した彼を追って同じアパートへと移り住む。二三久はなぜ、翔太の隣人となったのか。二三久の胸に深く刻まれた記憶は、歳月を経てもなお、二三久を静かに突き動かしていく。田中は、世界的な舞踊家として培った研ぎ澄まされた身体表現と俳優としての存在感で、愛する妻を奪われた深い喪失と怒り、被害者遺族の複雑な内面を体現した。
今回の役を演じるにあたり、高橋は「籬翔太という役を今の自分に託していただけたことが本当に嬉しく、光栄でした」と喜びを語り、また「自分の中でも大きく成長し、向き合うきっかけをたくさんもらいました」と俳優として新たな挑戦に臨んだ手応えをにじませた。一方、田中も「『その人』になってみたいかどうか…それだけが僕が出演を受け入れる要件」「現在と過去の渦の中で翔太という若者が二三久のココロの中にカラダの内に一緒に生き続けることになる」と、独自の俳優観と役柄への深い覚悟を明かした。
監督の波多野は高橋と田中について「世代も個性も異なるお2人ですが、共通しているのは、台詞では語りきれない感情を、目や佇まい、沈黙で伝えられる俳優であること」とコメントを寄せた。
公開されたティザービジュアルには、翔太(高橋文哉)と二三久(田中泯)が、物語の重要な舞台となるアパートの前に並び立つ姿が捉えられている。
あわせて公開された特報映像には、雨の夜に起きたひき逃げ事件を起点に、加害者・翔太と、愛する妻を奪われた被害者遺族・二三久が、それぞれ罪と喪失を抱えて生きていく様子が映し出されている。消えることのない罪の重みに追い詰められていく翔太。そして、二三久は「君は、私の妻を殺したのか?」と問いかける。
コメント
高橋文哉(主演・籬翔太役)
WOWOWドラマに初めて出演させていただきます。WOWOWさんが描くドラマの雰囲気やテイストがすごく好きで、作品の世界に引き摺り込むお芝居の持つ力を改めて感じた瞬間がたくさんあります。今作、『告解』も僕にとってそんな作品になりました。
お話をいただき薬丸岳先生の原作と台本を読ませていただき、籬翔太という役を今の自分に託していただけたことが本当に嬉しく、光栄でした。
籬翔太はずっと何かの為に生きてきた人だと思います。そんな、何者でもない青年が今の自分と過去の自分と向き合い、見つめ直し続ける姿をお届けできたらと思います。
それぞれのキャラクターが持ち得る感情をぶつけ合い、それぞれの想いが生まれていく物語です。
今作で籬翔太を演じる事ができて自分の中でも大きく成長し、向き合うきっかけをたくさんもらいました。
翔太が選ぶ自分とは何なのか。ぜひ、楽しみにお待ちいただけたらと思います。
田中泯(主演・法輪二三久役)
『連続ドラマW 告解』への出演のオファーが届いた。今回、台本を手にする迄の不安は何故か普通ではなかった。文字が語ってくれる僕が演じるであろう人物の人生を想い描き、思い切り自分の人生の歩みの側に「その人」を引き寄せる。「その人」になってみたいかどうか… それだけが僕が出演を受け入れる要件だ。結果、『告解』の時の内側で僕は自分の時を生きてみようと思った。歳を重ねるココロとカラダ、本名を田中泯と称ぶこの人生を「その人」が参入することになった。大変だったけれど、こんなにありがたいことはないのです!法輪二三久が僕に与えられた託された役柄だ。先の戦争の敗戦の年に生まれた僕が、兵隊として戦争体験をした男の内側の言葉を声にする事が、多分、一番無謀な演技なのかもしれません。終戦日ほぼ5カ月前の 1945年3月10日に生まれた僕は、限りなく多くの大人達から(だって子供の僕にとって全ての大人は戦争体験者ですから)話を聞かされ、まるで自分も戦争を体験したかの様になってしまった。戦争を生き抜いて帰還した兵士の物語は無限にあるのだろう。二三久も、重たい荷物のように他者に語らない物語をもち続け、認知症の波に揺すられながら、現在と過去の渦の中で翔太という若者が二三久のココロの中にカラダの内に一緒に生き続けることになるのです。期待に応えられるか! どうか楽しみにしておいてください。
薬丸岳(原作者)
『告解』は飲酒運転によって人を死なせてしまった青年と被害者遺族の葛藤を描いた物語です。僕にとって思い入れの強い作品ではありますが、けっして楽しい話ではなく、むしろ重苦しい展開が続く物語なので、映像化には不向きではないかと心のどこかで感じていました。
それだけに高橋文哉さんと田中泯さんという僕自身も大好きな素晴らしい俳優さんをW主演に迎えて WOWOWで連続ドラマ化していただくことになり、驚きとともに大きな喜びを感じています。
WOWOWではこれまで『天使のナイフ』『悪党〜加害者追跡調査〜』と僕の作品を高いクオリティーで映像化していただいていますので、この『告解』も見応えのあるすごいドラマになるにちがいないと完成を心待ちにしています。
そして波多野貴文監督、高橋文哉さん、田中泯さんをはじめ多くの方々の力によって紡ぎ出されたこのドラマを通して、人が生きていくうえで大切な『何か』を感じ取っていただけたら原作者として何よりの幸せです。
波多野貴文(監督)
世代も個性も異なるお2人ですが、共通しているのは、台詞では語りきれない感情を、目や佇まい、沈黙で伝えられる俳優であることです。文哉さんには、罪を背負いながらも生きる青年の脆さと揺らぎを。泯さんには、長い年月、抱えてきた痛みと深い孤独、亡くした家族に再び会いたいと願う思いを胸に、生き続けてきた人間の執念を託しました。2人が向き合う瞬間、その間に流れる時間そのものを、ぜひ感じていただきたいです。
『告解』は、罪を犯した人間と、愛する家族を亡くした人間が、それぞれの時間を生きながら向き合う物語です。
罪はなかったことにすることはできません。その過去を抱えたまま生きていかなければならない。罪を償うとは、向き合うとはどういうことなのか。二人の男は、それぞれの思いを抱えながら、ひとつの場所で向き合うことになります。その先に何が待っているのか、ぜひ最後まで見届けてください。
金沢知樹(脚本)
薬丸岳さんの原作が持つ、人間の罪や後悔、そして赦しという重いテーマを大切にしながら、映像としてどう届けるかを考え、スタッフ一丸となり、脚本に挑みました。登場人物それぞれの感情が簡単に割り切れないところも、この作品の大きな魅力だと思います。そして波多野監督が九州出身で同じ歳ということもあり、ハードな作品ながらとても楽しく作ることができました。原作を読まれた方にも、初めて触れる方にも、ぜひ最後まで見届けていただけたら幸いです。
■放送・配信情報
『連続ドラマW 告解』
WOWOWにて、12月より放送・配信
出演:高橋文哉、田中泯ほか
原作:薬丸岳『告解』(講談社文庫)
監督:波多野貴文
脚本:金沢知樹、萩森淳
チーフプロデューサー:堤口敬太、近見哲平
プロデューサー:村松亜樹、三本千晶、山本梨恵
制作協力:テレパック
製作著作:WOWOW
© WOWOW
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/kokkai/