河合優実、初の朝ドラヒロインに「やる気まんまんです!」 宮藤官九郎との再タッグに感謝

河合優実、朝ドラ主演に「やる気まんまん」

 『ほんのモキチ』というタイトルは、“茂吉”と“気持ち”を引っ掛けている。「気持ちってすごいいい言葉だなと思うんです。“気持ち右”とか“”気持ち多め”とか、ちょっとっていう意味がすでに気持ちの中にあるのに、“ほんの”がついてるっていう。それと歌の世界では一流の天才と言われている人なのに、奥さんからしたら“ほんのモキチ”なんだなという2つの意味を掛けました」という自信を見せる宮藤。40ほどのタイトル案を考え、そこから20くらいの候補を出し、その中から残ったのが『ほんのモキチ』だというが、「もうちょっとリアクションがあるかなと思ってさっきいたんですけど、そうでもないなって……」と会場の盛り上がりに不満の様子。「大丈夫ですか? まだ変えられますけど」と冗談混じりに問いかけていた。あくまで輝子が主人公だが、輝子がそう思っているということを表すためにあえて旦那である茂吉の名前がタイトルに付いている。

 河合は宮藤が脚本を務めたドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)に出演しており、今回の夫妻の夫婦喧嘩を描く上で喜劇になっていないと難しいという思いから、宮藤は真っ先に河合が思い浮かんだという。「セリフとかお芝居のキレ、思い切りというところが一番大きかった」という宮藤の称賛の言葉に、河合は感謝しながら「最初マネージャーさんからお話を聞いた時に宮藤さんの朝ドラというふうに聞きまして、本当に嬉しかったですし、こういう舞台で再び宮藤さんとご一緒できるのは本当に運がいいなというか、自分が幸せです」とヒロイン決定の喜びを改めて噛み締めた。

(左から)宮藤官九郎、河合優実

 斎藤茂吉と輝子夫妻については、そのほとんどが夫婦喧嘩についてではあるが、細かく日記が残っているという。『あまちゃん』の頃から放送が週6(月〜土曜日)から週5(月〜金曜日)となっており、すでにボリュームのある夫妻のエピソードからどこをピックアップしていくかを考えていると宮藤は明かす。斎藤茂吉の生誕は山形県金瓶、現在の上山市で斎藤家のルーツは蔵王にある。宮城県出身の宮藤は、岩手県の北三陸を舞台にした『あまちゃん』で、地元の人々から攻められ「次は宮城で」と言ってはいたが、今回も宮城ではなく山形が舞台となった。ただ、実際に車で現地に行ってみると“宮城県”と何度も出てくるくらいに「ほとんど宮城なんですよ」と宮藤はアピール。「自分の中に東北の人のメンタリティがあって、だから茂吉さんのことはすごく理解できる」という宮藤は、輝子との相性について、「東京で育った女性の、言ったら口が悪い、歯に衣着せぬその発言のギャップが書いてて楽しいだろうなと、その2人の喧嘩、会話は面白いだろうなと思っています」と意欲を掻き立てられる様子だった。

板垣麻衣子

 制作統括の板垣は、宮藤の脚本について「茂吉さんと輝子さんは水と油みたいに正反対の性格なので、ぶつかることも多かったと思うんですけど、それでも40年以上連れ添って、何か特別な絆があったんじゃないかと思わせるご夫婦です。気が合わない人たち同士の喧嘩ではあるかもしれないけれど、もしかしたら愛情表現の一つなのかなと思ったりもするので、宮藤さんがそこを面白く温かく描いてくださるんじゃないかなと期待しています」とコメント。河合が何歳の輝子を演じるかなどはまだ未定だが、「子役の時代はあるかなとは思っています」と明言した。

 また、今回は大阪放送局制作となる2027年度後期連続テレビ小説よりも先の制作・主演発表会見という異例のケースとなったが、「大阪のものも順調に進んでおりまして、はっきり固まったものから順番に発表させていただいています」と説明している。

■放送情報
2028年度前期 NHK連続テレビ小説『ほんのモキチ』
NHK総合にて、2028年春~放送
出演:河合優実
作:宮藤官九郎
制作統括:板垣麻衣子、訓覇圭
プロデューサー:村田有里
演出:井上剛 、津田温子ほか
写真提供=NHK

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