『ネネットとボニ』製作30周年記念でリバイバル上映決定 予告編&日本版ビジュアルも

クレール・ドゥニ監督作『ネネットとボニ』が、製作30周年を記念して7月24日よりYEBISU GARDEN CINEMA、Strangerほかにてリバイバル上映されることが決定。あわせて日本版ビジュアルと予告編が公開された。
1996年に発表された本作は、ロカルノ国際映画祭で最高賞である金豹賞を受賞したドゥニの初期代表作の一本。南フランスの港町マルセイユを舞台に、若者たちの孤独と親密さ、欲望と優しさが交錯する関係を静かに描き出す。
舞台はフランス・マルセイユ。ピザ屋で働きながらどこにも属さない日々を送る若者ボニのもとに、長く離れていた妹ネネットが突然現れ、彼の部屋に転がり込む。行き場を失ったネネットは、妊娠しているという秘密を抱えていたが、その事実をボニに打ち明けることはない。ぎこちない同居生活のなかで、二人は互いに踏み込めない距離を保ったまま時間を過ごしていく。ボニはパン屋の女性に心を寄せるが、その想いを現実に結びつけることができない。ネネットは自らの身体と向き合い、未来を選び取ろうとする。
音楽を手がけたのは、ドゥニ作品との長年の協働で知られるバンドTindersticks。繊細でメランコリックな音楽が映像の余白に寄り添い、登場人物たちの孤独や欲望を静かに浮かび上がらせる。
キャストには、グレゴワール・コラン、アリス・ユーリ、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、ヴィンセント・ギャロ、ジャック・ノロ、ジェラール・メランらが名を連ねた。
公開された日本版ビジュアルは、水面に浮かぶネネットの姿が二重に映し出される構図となっており、行き場のないまま揺れ動く彼女の不安定な内面と、引き裂かれる心情を繊細に捉えている。
あわせて公開された予告編では、兄妹が踏み込めない距離を保ったまま過ごす時間の揺らぎが映し出され、本作が持つ静かな緊張と親密さの危うさが印象づけられる。また、ザ・ビーチ・ボーイズの楽曲「God Only Knows」が使用されている。
■公開情報
『ネネットとボニ』
7月24日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、Strangerほか全国順次公開
出演:グレゴワール・コラン、アリス・ユーリ、ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ、ヴィンセント・ギャロ、ジャック・ノロ、ジェラール・メラン
監督:クレール・ドゥニ
脚本:クレール・ドゥニ、ジャン=ポル・ファルジョー
撮影:アニエス・ゴダール
編集:ヤン・デデ
音楽:ティンダースティックス
提供:JAIHO
配給:グッチーズ・フリースクール
フランス/1996年/103分




































