Travis Japan 松倉海斗から目が離せない理由 『タミ恋』が引き出した確かな“誠実さ”

本作では、「人間らしく振る舞うには?」と頭を悩ませるエータと、自然体で誰かの心の隙間にすっと入り込む副島との対比が実に面白い。副島は、そんなエータに「モテるように見えても、意外と経験少なめ?」とにこりと笑いかけたかと思えば、「似合う部屋着を探してあげるね」と目を丸くして張り切る姿も見せる。
その瞬間、脳裏をよぎったのは『千鳥の鬼レンチャン』に「松松コンビ」として登場した松倉海斗の、あの真っ直ぐでストイックな眼差しだ。彼はグループの中でも自身の立ち位置を冷静に把握し、ここぞという場面で自分を出し切ることに長けている。だからこそ、今作の副島という役においても、単なる「陽キャ」に留まらない、懸命さや健気な表情をのぞかせることができたのではないだろうか。
器用さと真面目さを併せ持つ「副島」を演じる一方で、松倉はこれまで不器用な役も巧みにこなしてきた。ドラマ『トーキョーカモフラージュアワー』(ABCテレビ・テレビ朝日)では、山形から上京したウブな青年・宇都宮宏人を好演。「東京にいけば何かが変わるはず」と希望を抱きつつも、都会の煌びやかな雰囲気に戸惑い、丸い目をぱちくりさせながら曽根ちゃん(片山友希)との距離に一喜一憂する彼の姿は、今も胸に焼き付いている。空回りしながらもなお、一歩ずつ歩みを進めようとするその姿は純朴青年そのもので、最後までその奮闘ぶりを見守りたくなったものだ。
『神様のカルテ』(テレ東系)では、島内耕三(伊東四朗)が溺愛する孫・賢二役を演じた。「じいちゃんは僕のたった1人の家族なんで……」と、祖父を想う愛らしい表情を見せる一方で、ときには「誤解もへったくれもあるかよ!」と鋭い声を響かせるシーンには、目を丸くしたものだ。ひとつの役の中で万華鏡のようにくるくると変わるその表情に、気づけば一瞬たりとも目が離せなくなっていた。

TVerで視聴できる共演者SPインタビュー(※)では、副島役について「久々のドラマなので、すごくワクワクする」と大きな目を瞬かせながら、言葉をひとつずつ丁寧に選んで話す姿が印象的だった。
器用なキャラクターから、不器用で一途な青年まで、松倉の演じる役の「振れ幅」はなぜこれほど広いのか。とくに、真面目で優しい表情がふと覗いた瞬間に、妙なリアリティが宿るのはなぜなのか。それは、歌やバラエティ、そしてグループ活動といった多様な現場に柔軟に順応しながらもなお、常に「誠実さ」を失わずに歩んできたからなのかもしれない。
第4話の予告では、エータとくるみがデートする様子が映し出される。副島の姿はなかったものの、休日のデートを「他の人に見られたくない」と心配するくるみの様子を見るなり、なにか一波乱ありそうだ。エータの恋を、副島はこれからどのように応援していくのか。
参照
※ https://tver.jp/episodes/ep5k4cha44
■放送情報
オシドラサタデー『ターミネーターと恋しちゃったら』
テレビ朝日系にて、毎週土曜23:00〜放送
出演:宮舘涼太、臼田あさ美、松倉海斗、長井短、矢吹奈子、水嶋凜、山﨑静代、勝村政信
脚本:関えり香
演出:宮田和弥、飛田一樹、竹園元(テレビ朝日)
プロデューサー:神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、島本講太(ストームレーベルズ)、石塚清和(ファインエンターテイメント)、卜部龍(ファインエンターテイメント)
音楽:沢田完
主題歌:Snow Man「SAVE YOUR HEART」(MENT RECORDING)
制作:ファインエンターテイメント
制作著作:テレビ朝日、ストームレーベルズ
©︎テレビ朝日
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