『田鎖ブラザーズ』第1話から伏線だらけ? 新井順子P作品に共通する“加害者と被害者”の先

岡田将生が主演し、染谷将太と兄弟役を演じる金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』(TBS系)が4月24日、第2話の放送を迎える。
2010年4月27日、殺人罪などの時効が廃止された。だが、真(岡田将生)と稔(染谷将太)の両親が犠牲となった「田鎖一家殺害事件」は、そのわずか2日前に時効が成立。こうして法では裁けなくなった犯人を、自らの手で裁くべく警察官となった兄弟の行く末を完全オリジナルで描いていく。
岡田将生の“染谷将太愛”が止まらない 中条あやみは宮近海斗を「ちゃか坊」呼び!?
4月17日にスタートする金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』(TBS系)の放送直前スペシャルプレミアイベントが4月15日に行われ、主演の…公式サイトのインタビュー動画でも明かされている通り、今回、岡田は染谷に「兄弟役をやらないか?」と制作陣よりも先に直談判。第1話・第2話の試写会とあわせて行われたイベントでも、中条あやみが岡田について「染谷さんのことが大好き」と語るなど、とにかく仲睦まじい2人(記者として数々の舞台挨拶を見てきたが、近年まれにみる仲良しぶり)。

ところが劇中ではガラリと空気感を変え、岡田はけだるそうな刑事・真を、染谷は冷静沈着な検視官・稔を体現。それだけでもシビれるキャスティングだが、プライベートでの親交はもちろん、実に6度目の共演という信頼と絆が、キャラクターに確かな体温をもたらしている。

1995年に起きた「田鎖一家殺害事件」の真相究明と、2026年の「元牧村殺害事件」が、同時に動き出した第1話。過去と現在を行き来する中で、“田鎖兄弟の今”がじわじわと浮かび上がり、気づけば画面の向こう側へと引き込まれていた。
物語のラストでは、元牧村を交通事故死させてしまったはずの野上昌也(近藤公園)の復讐説が浮上。もちろん第2話では、田鎖兄弟がその真相に迫っていく。
本作をプロデュースするのは、『アンナチュラル』『MIU404』『最愛』などの名作TBSドラマを手掛けてきた新井順子。これらの作品に共通するのは、社会の歪みを背景にした緻密なサスペンスと、その隙間に生きる人々による人間ドラマ。“加害者と被害者”と単純には割り切れない人物の姿を、丁寧かつリアリティたっぷりに描いてきた。

今回の『田鎖ブラザーズ』でも、その系譜は色濃く受け継がれている。犯人を単なる犯罪者として切り捨てるのではなく、一線を越えさせた絶望の正体を追い求める。そんな新井作品の真骨頂ともいえる展開が、早くも第2話で待ち構える。
一方、第1話の放送を終え、SNSを中心に「田鎖一家殺害事件」の犯人として有力視されているのは、父・朔太郎(和田正人)に付きまとうそぶりを見せていたノンフィクション作家・津田雄二(飯尾和樹)。だが、このドラマが“彼を探し出すまで”というシンプルなストーリーで終わるはずもなく……。

新井プロデューサーの作品に考察し甲斐があるのは、後出しジャンケンがないから。「ずっと観ていたはずなのに、その側面に気づけなかった」という悔しさと切なさを、我々視聴者は何度も味わってきた。もちろん津田が犯人である線も捨て切れないが、序盤からすでに登場している人物たちの「何気ない一言」や「視線」が、後から大きな意味を持ってくる可能性は高い。






















