佐野晶哉、『風、薫る』で“人とのつながりの大切さ”を実感 「努力って一人ではできない」

佐野晶哉、“人とのつながりの大切さ”を実感

 2026年度前期のNHK連続テレビ小説『風、薫る』に出演するAぇ! groupの佐野晶哉。りん(見上愛)の良き相談相手・島田健次郎(シマケン)を演じる。「朝ドラは日常の一部でした」と語る佐野にとって、本作への出演は家族の記憶とも深く結びつく特別なものだという。役への向き合い方や現場での手応え、そして共演者とのエピソードについて話を聞いた。

“朝ドラの先輩”に感じた凄み「正門くんはすごい」

――『風、薫る』に出演することが決まったときの率直な気持ちを教えてください。

佐野晶哉(以下、佐野):うちのばあばが“朝ドラ”が大好きで、実家でも毎朝欠かさず観ていたんです。朝ドラが始まって少しすると「行ってきます」って家を出て、ばあばが玄関まで見送ってくれて、またすぐテレビの前に戻っていく……みたいな光景が当たり前で。小学生の頃からその時間が日常の一部でした。だから、そのばあばの日常の中に自分が入り込めるというのは、本当にうれしかったですし、すごく大きなチャンスをいただいたなと感じました。同時に、多くの方に長年愛されてきた枠だからこそ、しっかり向き合わないといけないというプレッシャーや責任感も感じながら撮影に臨んでいました。

――これまでの“朝ドラ”で印象に残っている作品や、ご自身の中で思い出深い作品はありますか?

佐野:全部を追えていたわけではないんですけど、小学生の頃に『カーネーション』をよく観ていた記憶があります。それもたぶん、ばあばが好きで観ていた影響ですね。『風、薫る』は今15週まで台本を読ませていただいているんですが、「努力って一人ではできないんだな」と強く感じています。人との出会いや関係性によって、人生ってこんなにも変わるんだなって。僕自身もこれまでたくさんの素敵な方に支えていただいて、アイドル活動や俳優のお仕事を続けてこられたので、改めて“人とのつながりの大切さ”を実感しました。観てくださる方にも、そんなふうに感じてもらえる作品になっていると思います。

――出演発表時に「ばあばに『まぁはいつ“朝ドラ”に出るんや?』って急かされていました」とコメントされていたのが印象的でした。ご家族の反応はいかがでしたか?

佐野:泣いて喜んでくれました。これまでも仕事が決まるたびに「次こんな映画に出るよ」とか「こんなドラマに出るよ」とか、家族に細かく報告していたんですけど、今回はあえて黙っていたんです。というのも、ジュニア時代からのCDデビューという大きな夢を叶えたときも黙っていたんですが、それ以来、ここまで家族が喜んでくれそうな仕事はなかなかないなと思って。発表のタイミングで、ファンの方と同じように家族も初めて知る形になったんですが、僕から何か言う前に、ばあばからビデオ通話がかかってきて。「嬉しいわ」って泣きながら言ってくれて、本当にばあば孝行ができたなと思いました。

――その知らせを受けたメンバーの皆さんの反応も気になります。

佐野:メンバーもすごく喜んでくれました。ちょうど4人で取材を受けているタイミングで、マネージャーさんから今後の仕事について共有される機会があって。個別では聞いていたんですけど、その場で改めてメンバーにも伝わる形になりました。そのときもみんな喜んでくれましたし、その後、末澤誠也くんとたまたまトイレで会ったときに、「来年は佐野よろしくな」って、わりと真面目なトーンで言ってくれて。「ああ、頑張らな」と気が引き締まったのを覚えています。

――メンバーの中でも“朝ドラの先輩”である正門良規さんからは、何かアドバイスはありましたか?

佐野:ほんまにこれといったアドバイスをもらったわけではないんですけど、改めて正門くんはすごいなと思いました。関西の番組にもまだあまり出ていないようなタイミングで、『スカーレット』のオーディションを勝ち取って出演していて。僕はあまりメンバーの出演作をしっかり観るタイプではないんですが、『スカーレット』は観ていて、今でも最後に正門くんが大きなくしゃみをして終わるシーンを覚えています。現場の空気感について「どんな感じやった?」といった世間話をする中で、自然と背中を押してもらっているような感覚がありますね。

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