超特急 草川拓弥が映像作品に引っ張りだこ! 『俺たちバッドバーバーズ』は新たな代表作に

いま、草川拓弥の勢いがすごいーー。今年に入ってから主演ドラマ『俺たちバッドバーバーズ』(テレ東系)がはじまったかと思うと、立て続けに『ぜんぶ、あなたのためだから』(テレビ朝日系)もスタート。さらには『東京P.D. 警視庁広報2係』(フジテレビ系)の放送もはじまり、昨年11月末から大ヒット公開中の映画『栄光のバックホーム』でもその姿が確認できる。お茶の間にも劇場にも草川がいる状況なのだ。なぜこうも彼は愛されるのだろうか。
中島歩とダブル主演を務める『俺たちバッドバーバーズ』は、かなり変わったドラマである。カリスマ美容師を目指すも夢破れた日暮歩(中島歩)が、とある一軒の理容室にたどり着くところから物語ははじまった。彼は心機一転、ここで働かせてほしいと店主の月白司(草川拓弥)に頼み込む。が、月白には社会の厄介ごとを力で解決していく“裏用師”というもうひとつの顔があることが判明。金も住むところもない日暮は、やむを得ず月白の相棒になっていくこととなった。

いま私たちはこの作品をとおして、俳優・草川拓弥のポテンシャルの高さを目の当たりにしているところだ。彼はこれまでにもコメディ作品に出演した経験はあるが、主演俳優として連続ドラマの看板を背負い続けるのは、やはりそれ相応の負荷があるはずだと推測できる。月白は基本的にクールな人物だから、視聴者に対して積極的に働きかけるのは日暮のほう。このふたりを演じる草川と中島のバランスが何よりも重要だ。ふたりの演技の対照的な質感が、お互いのパフォーマンスをさらに際立たせている。そして何といっても本作の見どころは、気高き月白の“裏用師”としての一面だ。

敵対する者たちとの肉弾戦において、月白の動きは鋭くて速い。ダイナミックでありながら、繊細でもある。カメラワークなどの映像的な演出の力によるところも大きいに違いないが、草川のこの身体パフォーマンスには、彼が所属するダンス&ボーカルグループ・超特急での活動で培ったものが見て取れる。いくら演技ができるからといって、こうはいかないはずだ。中島とのコンビで笑いを取ったかと思えば、華麗なアクションでアッと驚かせてもみせる。コメディもアクションも、協働する他者とのコミュニケーションが十全に取れていなければ実現しない。ここに現在の草川の俳優としての真価がある。





















