ミケランジェロ・アントニオーニによる壮大な黙示録 『砂丘』3月13日より30年ぶり再公開

ミケランジェロ・アントニオーニが監督を務めた映画『砂丘』が、3月13日より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開されることが決定。あわせてティザービジュアルと日本オリジナルの特報映像が公開された。
『夜』でベルリン映画祭金熊賞、『赤い砂漠』でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、『欲望』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞し、1960年代に世界三大映画祭のすべての最高賞を受賞したアントニオーニ監督。本作は、彼が初めてアメリカにわたり、全世界注視の下に完成させた野心作となる。1996年のレイトショー再公開からちょうど30年ぶりにリバイバル公開される。
1960年代末、ロサンゼルス。学生集会での虚しい議論に嫌気が差したマークは、拳銃を手に学内で弾圧行為に及ぶ警官隊にひとり立ち向かう。だが発砲のチャンスを逸して逃走、飛行場でセスナを奪い大空に飛び立った。一方、L.A.の不動産会社で秘書として働くダリアは、会議に参加するため車で広大な砂漠を横断していた。偶然出逢ったふたりは不毛の地、「死の谷」にある「ザブリスキー・ポイント」に辿り着く。2人がそこで見たものとは。
主演を務めたのは、アントニオーニが自身のイメージに合うキャストを求めて2年、ついに街中でスカウトした新人マーク・フレチェットとダリア・ハルプリン。音楽はピンク・フロイドを筆頭に、グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシア、カレイドスコープ、ジョン・フェイヒー、ローリング・ストーンズ、ヤングブラッズなど、ロック、サイケデリック、フォークなど様々な楽曲が効果的に使われている。
公開されたティザービジュアルは、アメリカ初公開当時のデザインを使用。「死の谷」の乾いた大地で男女が戯れる写真に星条旗のデザインを施した巨大な原題ロゴが配置され、タイトルの前には監督名が冠されている。「死の谷で、夢を見た」のコピーは、今回の劇場公開用の新たなコピーだ。
あわせて公開された特報映像は、ピンク・フロイドの「51号の幻想 - Come in Number 51, Your Time Is Up」の不穏なフレーズとともに「死の谷」の風景から始まる。だが、10秒経たずに音楽が爆発、L.A.の街並みと連なるハイウェイ、無限の砂漠、巨大広告看板、果てしない道など、アントニオーニが見た超大国アメリカの姿が映し出され、カラーテレビジョンの無音の爆発で締め括られている。

■公開情報
『砂丘』
3月13日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本:ミケランジェロ・アントニオーニ
出演:マーク・フレチェット、ダリア・ハルプリン、ロッド・テイラー
製作:カルロ・ポンティ
脚本:フレッド・ガードナー、サム・シェパード、トニーノ・グエッラ、クレア・ペプロー
撮影監督:アルフィオ・コンティーニ
美術デザイン:ディーン・タヴォラリス
編集協力:フランコ・アルカッリ
音楽作曲・演奏:ピンク・フロイド、ジェリー・ガルシア、カレイドスコープ、ジョン・フェイヒー、ザ・グレイトフル・デッド、ロスコー・ホルコム、パティ・ペイジ、ローリング・ストーンズ、ザ・ヤングブラッズ
提供:MGM
制作:カルロ・ポンティ
提供:キングレコード
配給:コピアポア・フィルム
1970年/アメリカ/カラー/スコープサイズ/モノラル/113分/原題:Zabriskie Point
©2026 WBEI
公式サイト:zabriskie-point2026.com
公式X(旧Twitter):@sakyu_movie





















