津田健次郎が2025年の映像界を席巻 『ロイヤルファミリー』『べらぼう』など大活躍の1年に

もちろん津田はアニメにおいても目まぐるしい活躍を見せた。その役柄は多岐にわたっているものの、どちらかといえば渋い声を活かした“いぶし銀”的なキャラクターが多い印象だ。
直近で言えば、秋アニメ『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』(TOKYO MXほか)で演じた極道・中尾八郎役が記憶に新しい。八郎は壮絶な環境で育ったことから、大人になった今でもショッカーに憧れているという人物。津田は厚みのある演技によって、そのバックボーンを表現していた。
また目鼻から液体を垂れ流しながら感情を爆発させる“泣きのシーン”では、パッション全開の演技を披露。第7話で怪人・蜘蛛男に身体を貫かれながら、「俺をショッカーにしてくれないか」と懇願しながら“ショッカーポーズ”を決めるシーンも屈指の名場面で、多くの視聴者の心を掴んだ。

その一方、映画『ひゃくえむ。』のベテラン陸上選手・海棠役も評判のいい役柄だった。海棠は陸上界のトップランナーではあるものの、絶対王者のライバル・財津に敗北し続けてきたという設定があり、物語に深みを与えるために必要不可欠なキャラクターだ。
さらに9月6日には、自身初となるTVアニメ『ドラえもん』(テレビ朝日系)に出演。ひみつ道具「映画缶」のナレーションを務めたほか、ドラえもんがマッチョで顔が濃い人間のような姿に変身した“カッコいいドラえもん”の声も担当しており、視聴者に衝撃を与えた。
ほかにも『トリリオンゲーム』では、アニメ版と実写映画の両方で功刀数良役として出演するなど、話題の尽きない活躍ぶりだった。
たんに渋くてかっこいいだけではない、深みのある演技こそが津田の真骨頂。2026年1月には反町隆史、大森南朋とのトリプル主演ドラマ『ラムネモンキー』(フジテレビ系)の放送が控えており、3月には劇場アニメ『パリに咲くエトワール』への出演も決まっている。もしかすると来年が終わるころも、「気づけばツダケン一色だった」と振り返ることになるかもしれない。
参照
※1.https://realsound.jp/movie/2025/12/post-2249753.html
※2.https://realsound.jp/movie/2025/11/post-2234325.html
早見和真の同名小説をドラマ化。税理士としての挫折を味わい希望を見出せなくなってしまった主人公の人生が、馬主である山王耕造との出会いにより大きく動き出していく。
■配信情報
日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』
TVer、U-NEXT、Netflixにて配信中
出演:妻夫木聡、目黒蓮、松本若菜、安藤政信、高杉真宙、津田健次郎、吉沢悠、木場勝己、中川大志、関水渚、市原匠悟、長内映里香、秋山寛貴(ハナコ)、小泉孝太郎、黒木瞳、沢村一樹、佐藤浩市
原作:早見和真『ザ・ロイヤルファミリー』(新潮文庫刊)
脚本:喜安浩平
音楽:横山克
主題歌:玉置浩二「ファンファーレ」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
演出:塚原あゆ子、松田礼人、府川亮介
編成:佐久間晃嗣、中野翔貴
製作:TBSスパークル、TBS
©TBSスパークル/TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/RoyalFamily_tbs/
公式X(旧Twitter):@royalfamily_tbs
公式Instagram:royalfamily_tbs
公式TikTok:@royalfamily_tbs























