アニメキャラにも反映されていく? 「赤ちゃんの名前ランキング2025」からトレンドを考察

いつの時代も、赤ちゃんの名前には人気のドラマやアニメなどが大きな影響を及ぼすもの。ベネッセコーポレーションが先日発表した「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング2025」でも、そうした傾向が散見された。(※)
今回は対象をアニメに絞り、具体的な作品名やキャラクター名と照らし合わせながら、いま流行っている名前の傾向を探っていきたい。
同ランキングは「たまひよ」の商品・サービスを利用したユーザーを対象に、2025年1月1日~9月15日に生まれた約16.6万人の赤ちゃんの名前を集計したもの。まず男の子の方を見てみると、第1位を獲得したのは「碧」(あお)だった。人気女性声優・悠木碧が思い浮かぶものの、キャラクター名としてはあまり見かけることがない名前だ。
続く第2位は「湊」(みなと)。この名前では『ツルネ ―風舞高校弓道部―』の主人公・鳴宮湊が挙げられる。また漢字表記ではないものの、『NARUTO―ナルト―』には波風ミナトというキャラクターが存在した。さらにアニメキャラという枠ではないかもしれないが、「にじさんじ」には登録者100万人超えの不破湊という男性VTuberが所属している。
そして第3位は「陽翔」(はると)で、『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽の名前をひっくり返したものとなっていた。なお漢字に限定したランキングでは第1位が「翔」、第2位が「陽」だったので、ドンピシャで人気のある名前だと分かるだろう。
そのほか第5位の「蓮」(れん)は、最近なら『ペルソナ5』の主人公・雨宮蓮、一昔前なら『シャーマンキング』の道蓮や『NANA』の本城蓮など、さまざまな時代の作品で見かける名前だ。第7位は「凪」(なぎ)で、苗字ではあるが『ブルーロック』の大人気キャラクター・凪誠士郎が連想される。
また名前の読みに限定したランキングでは、「りく」が第3位を獲得。『アイシールド21』の甲斐谷陸や『SHOW BY ROCK!!』のリクなど、勤勉で真面目な性格のキャラクターに名付けられている印象の名前で、ゲームキャラでいえば『キングダム ハーツ』シリーズのリクも挙げられる。




















