『ポンヌフの恋人』4Kリマスター版の予告編公開 大島依提亜によるポスタービジュアルも

12月20日よりユーロスペースほかにて劇場公開される『ポンヌフの恋人』4Kリマスター版のポスタービジュアルと予告編、場面写真が公開された。
1992年に日本公開されたレオス・カラックス監督作『ポンヌフの恋人』は、ホームレスの孤独と恋を描いたラブストーリー。天涯孤独で不眠症の大道芸人アレックス(ドニ・ラヴァン)と失恋の痛手と眼の奇病による失明の危機で家出した画学生ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)。ホームレスとなった2人は、パリの最も古い橋ポンヌフで出会う。愛を告白できないアレックス、過去の初恋に生きるミシェル。2人の感情の軌跡は、失意と闇からはじまり、息もつかせぬスビードで希望と生命へと疾走し、回転していく。
公開されたポスタービジュアルは、ポンヌフの橋の上でアレックスとミシェルの衝動がぶつかり、ついには重なって、体温を確かめるようにもたれ合う姿が描かれている。「愛は眠らない」のキャッチコピーとともに、「LES AMANTS DU PONT-NEUF」というタイトルロゴが据えられている。『ミッドサマー』や『パターソン』など、映画のポスターデザインでも知られるグラフィックデザイナーの大島依提亜がポスターを手がけた。
あわせて公開された予告編では、革命200年記念日に打ち上がる花火と祝福の爆竹が降りしきる中、アレックスが叫ぶ。大道芸人のアレックスは失恋と目の病の絶望から家を出たミシェルに出会い、恋に落ちる。恋人の姿を探し街を彷徨うミシェルの痛みを知れば知るほどに惹かれ、想いが募っていくアレックス。「名前を呼んで」「一緒にいて」と、ミシェルもアレックスに心を開いていく。祝祭の夜、2人は激しい感情を爆発させるように狂おしく踊る。
また、新たに公開された場面写真には、失明の不安をこぼすミシェルに優しく寄り添いながら彼女を真実から遠ざけるアレックス、ポンヌフで再会したアレックスとミシェルが抱きしめ合うホワイトクリスマス、ミシェルの行方を捜索するポスターが炎で燃え上がるカット、若いアレックスとミシェルを気にかけるハンス3人がポンヌフで物思いに耽るシーン、ミシェルが描いた絵を2人で眺め微笑みがこぼれる幸福なひととき、アンリ4世の騎馬像にまたがり銃を放つミシェル、画家だというミシェルに肖像画を描いてもらうアレックス、夜の遊園地で無邪気にはしゃぐ2人の姿などが収められている。
■公開情報
『ポンヌフの恋人』4Kリマスター版
12月20日(土)よりユーロスペースほか劇場公開
出演:ジュリエット・ビノシュ、ドニ・ラヴァン
監督・脚本:レオス・カラックス
撮影:ジャン=イヴ・エスコフィエ
配給:ユーロスペース
1991年/フランス映画/カラー/125分/DCP































