多部未華子×江口のりこ×ディーン・フジオカの言葉が沁みる 『対岸の家事』特典映像を解説

“家事”と一言で言ってもその実態は実に多種多様だ。生きていく上で誰にとっても切っても切り離せない“家事”。様々なライフスタイルの人の家事を取り巻く手探りの模索や葛藤をリアルに描いた『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)のBlu-ray&DVD BOXが、10月10日に発売される。
主人公の専業主婦の詩穂(多部未華子)が、仕事と育児を両立しながら働くママの礼子(江口のりこ)や育休中のエリート官僚のパパ・中谷(ディーン・フジオカ)ら一見「対岸にいる人」と出会い、それぞれの痛みや罪悪感、焦りなどをシェアし合い、決してそれが自分だけのものではないことに気づき合う。
Blu-ray&DVD BOXには特典映像として、「オールアップ集」「舞台裏に迫る徹底ガイド」「初回放送直前!キャストインタビュー(多部未華子 江口のりこ ディーン・フジオカ)」「SPOT集」を収録。
インタビューで中谷役のディーン・フジオカが「ともすれば何も変化のない退屈な日々に思えるかもしれないけど、一歩一歩確実に変化が生まれている」「そういったところでの葛藤や苦悩、喜びや達成感を、ここまで解像度高く演じたのは初めて」と語っている通り、ここまで“家事”をつまびらかに描いた作品が他にあっただろうか。
礼子役を演じる江口のりこも「当事者ではないにしても、必ず誰かにとって身近な誰かが登場人物として出てくる。誰にとっても身近な作品」と紹介しているが、本作が多くの視聴者に支持されたのは、既婚未婚にかかわらず、また子どもの有無にも関係なく、3人がそれぞれの選択に悩みながらも必死にもがく姿には誰しもに自身を投影できる部分があるからだろう。
詩穂役を好演していた多部未華子は「自分で選んだけれども自信や確信が持てなかったりとか、本当にこれでいいんだろうかと孤独を感じたりだとか、自分で決めたことなのにという葛藤だとか……」と、登場人物3人の心の内に共感する部分が多かったと話していた。























