蒔田彩珠×栁俊太郎『消滅世界』公開日が11月28日に決定 主題歌・劇伴はD.A.N.が担当

蒔田彩珠主演映画『消滅世界』の公開日が11月28日に決定し、あわせてティザービジュアルが公開。また、主題歌と劇伴をD.A.N.が担当することが発表された。
本作は、芥川賞作家・村田沙耶香の長編小説を映画化する人間ドラマ。本作が長編映画監督デビュー作となる映像ディレクター・川村誠が脚本・監督を務めた。
物語の舞台は、人工授精で子どもを産むことが当たり前になった世界。そこでは、夫婦間の性行為はタブーとされ恋や性愛の対象は“家庭の外”の恋人か、二次元キャラというのが常識に。そんな世界で“両親が愛し合った末”に生まれた主人公・雨音(蒔田彩珠)は、母親に嫌悪を抱いていた。 家庭に性愛を持ち込まない清潔な結婚生活を望み、夫・朔(栁俊太郎)以外のヒトやキャラクターと恋愛を重ねる雨音。 だがその“正常”な日々は、夫と移住した実験都市・楽園(エデン)で一変する。
主人公・雨音を蒔田、雨音の夫・朔を栁俊太郎が演じるほか、恒松祐里、結木滉星、富田健太郎、清水尚弥、霧島れいか、松浦りょう、山中崇、眞島秀和、岩田奏らが共演に名を連ねる。
本作の主題歌および劇伴を担当するD.A.N.は、櫻木大悟(G, Vo, Syn)、市川仁也(B)、川上輝(Dr)の3名からなるロックバンド。2022年末よりライブ活動を休止しソロ活動などを行っていたが、2025年にキャリアの節目となる結成10周年を迎え、活動を再開した。8月3日に日比谷野外音楽堂で行われた単独公演『D.A.N. 10th Anniversary Special “Microsound”』では、本作の主題歌を初披露した。
公開されたティザービジュアルでは、蒔田演じる雨音と栁演じる朔の姿が捉えられている。
なお本作のメイン館は、2026年1月12日をもって閉館することが発表された新宿シネマカリテ。そのほかの上映館は公式サイトなどで随時発表される。
コメント
D.A.N.
この度、D.A.N.は主題歌とサウンドトラックを担当させて頂きました。
不透明な未来にむけて、少しでも希望を感じられるように音を紡ぎました。
この貴重な機会に心から感謝します。
川村誠(監督)
彼らが描く現代≒ディストピアの中にある退廃的な美しさに、長い間喩えようもなく憧れていました。 先走る自分の思いに応えてくださり、ライブ活動休止中の時間とエネルギーを映画のために注ぎ、共有した感情や断 片を音像化してくれたその作品に、深く心揺さぶられました。D.A.N.が奏でる音は、常に言葉の奥にある“感情”そ のものでした。正常と異常の狭間で揺れる主人公の心、性への衝動、存在の儚さ——それらすべてを音楽が内包し、 映像に新たな力を与えてくれました。人が葛藤し、もがき続けることの美しさや、行き場のない欲望のグルーヴ。そ れが終末のような世界に差す一筋の光になったことに、心から感謝しています。
■公開情報
『消滅世界』
11月28日(金)新宿シネマカリテほか全国公開
出演:蒔田彩珠、栁俊太郎、恒松祐里、結木滉星、富田健太郎、清水尚弥、松浦りょう、岩田奏、山中崇、眞島秀和、霧島れいか
原作:『消滅世界』(村田沙耶香著/河出文庫)
監督・脚本:川村誠
配給:NAKACHIKA PICTURES
©2025「消滅世界」製作委員会





















