映画『楓』W主演に福士蒼汰&福原遥 スピッツの楽曲流れる予告編&ティザービジュアルも

福士蒼汰&福原遥、映画『楓』でW主演に

 12月19日に全国公開される映画『楓』のW主演を福士蒼汰と福原遥が務めることが決定した。

 これまで数々の名曲を生み出してきたスピッツ。デビュー34年にして、初めて映画化される楽曲に選ばれたのは、1998年にリリースされたスピッツの8thアルバム『フェイクファー』の収録曲で、同年にアルバムからシングルカットされた「楓」。

 本作のキーワードは「楓」の花言葉でもある、“大切な思い出”や“美しい変化”、そして“遠慮”。物語は出逢いと別れ、愛と悲しみ、胸に刻まれた忘れられない過去から、それでも続いていく現在へと移り変わる時間とともに、前へ進もうとする男女2人の姿を美しい季節の移り変わりを通して描いていく。

 『世界の中心で、愛をさけぶ』『ナラタージュ』『劇場』の行定勲が監督を務め、脚本は、『ソラニン』『東京リベンジャーズ』の髙橋泉が手がけた。そして劇伴を含む音楽は、藤井風など様々なアーティストの作曲や編曲、プロデュースを務めるYaffleが担当する。

 福士が演じるのは、運命に翻弄されながらも、自分より愛する恋人を大切に想う優しさと包容力にあふれた涼。福士が日本の恋愛映画に出演するのは、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』以来、9年ぶりとなる。一方の福原は、大切な人を失い、喪失感を抱えながら、日々を前向きに生きようとする涼の恋人・亜子を演じる。

映画『楓』予告映像<楽曲編>

 さらに、楽曲「楓」の世界観とともに本作のシーンの数々が美しく切なく描かれた“楽曲編”の予告編も公開。ニュージーランドで仲良く旅行中の涼(福士蒼汰)と亜子(福原遥)は「これはこっちの楓」という会話を交わし、食卓を囲んだり、猫とふれあったり、2人の幸せそうな日常が映し出される。しかし、地平線に広がる湖を前にひとり佇む亜子の後ろ姿や過去の思い出を懐かしんでいるような描写もあり、切なさも予感させる。また、星空世界遺産であるテカポ湖の星空が登場するが、“星”はこの物語を象徴するひとつとなっている。

 あわせて公開されたティザービジュアルには、テカポ湖を背景に優しく笑い合いながら同じ方向を見つめる涼と亜子の姿に“さよなら 君の声を抱いて歩いていく”という「楓」のフレーズが添えられている。

コメント

福士蒼汰(涼役)

スピッツさんは世代を問わず一生愛され続ける存在で、愛をテーマに歌われていることも多く、「楓」から生まれた今回の物語にも普遍的な愛しさや愛情が描かれています。「楓」はとても素敵な曲で大好きな曲ですが、(オファーを受けて)「この曲を元に台本にした」と聞き、台本を読んでから歌詞をもう一度見ると、色々な想いを受け取ることができ、改めて素晴らしい楽曲だと感じました。この曲に込められた想いも作品に注入して、より良い作品にできるように演じさせていただきました。久しぶりの恋愛映画でしたが、行定監督が「人間の心を描く恋愛映画が好きだ」とお話しされていて、今回の映画は普遍的で根源的な感情を描いており、とても共感しています。

福原遥(亜子役)

「楓」は私が生まれた年にリリースされた曲で、ご縁を感じています。スピッツさんは昔からずっと聴いていて、辛い時や悲しい時に聴くと、優しく包み込んでくれるような歌ばかりです。「楓」の歌詞も、歳を重ねて聴くと違うものを受け取れて、その時その時で違う感じ方ができるのは、この映画にも似ていると思いました。台本を読ませていただいたとき、心がジェットコースターのように動かされて、素敵な「楓」の楽曲が、この映画の世界観と交わり、本当に良い作品になる予感がしました。同時に「相手のことがすごく大事で愛しているからこそ取った行動」すべてを理解する事は難しかったのですが、行定監督とたくさんお話しさせていただき一緒に作ることが出来ました。

■公開情報
『楓』
12月19日(金)全国公開
出演:福士蒼汰、福原遥ほか
監督:行定勲
脚本:髙橋泉
原案・主題歌:スピッツ「楓」(Polydor Records)
音楽:Yaffle
配給:東映、アスミック・エース
©2025 映画『楓』製作委員会
公式サイト:https://kaede-movie.asmik-ace.co.jp
公式X(旧Twitter):@kaede_movie1219
公式Instagram:@kaede_movie1219
公式TikTok:@kaede_movie1219

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