『The Summer/あの夏』日本語吹替版予告公開 内田真礼&伊瀬茉莉也からのコメントも

『The Summer/あの夏』日本語吹替版予告

 8月15日より公開される韓国のアニメーション『The Summer/あの夏』の日本語吹替版予告が公開。あわせて吹き替えを担当する内田真礼と伊瀬茉莉也からのコメントも到着した。

 本作は、第51回韓国日報文学賞を受賞した『わたしに無害なひと』に収録された、チェ・ウニョンによる短編小説『あの夏』を映像化したアニメーション映画。2015年に手がけた映画『思ったより晴れ』が高く評価され、『あの星に君がいる』でも知られるハン・ジウォンが監督を務めた。

 日本語吹替版では、主人公イギョンを『デューン 砂の惑星 PART2』(チャニ役)、『F1/エフワン』(ジョディ役)などの内田が、イギョンの恋人スイを「クイーンズ・ギャンビット」(主演/ベス役)、『マダム・ウェブ』(マティ・フランクリン役)などの伊瀬が演じる。

 演じる役柄について内田は、「イギョンは心に嘘がなくて、もはや清々しい。素直に生きる等身大の10代に、きらめきを感じました」と語り、伊瀬は「スイは、一見すると明るく快活な女の子ですが、その内側には誰にも見せていない不安や寂しさ、そして『好き』という気持ちに対してまっすぐすぎるほどの純粋さがあります」とコメントを寄せている。

 地方のある高校で知り合ったイギョン(内田真礼)とスイ(伊瀬茉莉也)。2人の運命的な出会いはグラウンドで始まる。運動場を歩いていたイギョンは、スイが蹴ったボールに当たって、うっかりメガネを壊してしまう。そんな偶然の出会いから、惹かれ合うようになっていく2人。高校卒業後、彼女たちはソウルに移住し、イギョンは大学に進学し、スイは社会に出る。それぞれに異なる道を進み、新たな喜びが生まれるとともに、想像も出来なかった葛藤や、目をそらせない違いが生まれていく。

公開『The Summer/あの夏』吹替版予告

 公開された予告編では、運命的な出会いを果たしたイギョンとスイの出会いと、スイから手渡される「イチゴ牛乳」をきっかけに距離を縮めていく2人の様子、「高校を卒業したらここを離れよう、一緒ならどこでもいい」というスイの言葉などが映し出される。夏の日、逃避行のような疾走感のあるバイクでの2人乗りの場面に、シンガーソングライター、ソヌ・ジョンアによる劇中歌「Run With Me」が流れ、切なさが増していく。そして「私たちは吸って吐く息づかい、そのものだった」という温かくも切実なイギョンの独白とともに映像は幕を閉じる。

内田真礼(主人公・イギョン役)コメント

イギョンを演じてみて印象に残ったこと

イギョンの心の揺れは、あまりにも自分に正しくてこんな時、人は成長するのだなと思いました。
きゅんとするシーンの高揚感は、夏の映像とともに、体温を感じられるものになっていて、
イギョンの心を追体験したような感覚になりました。
イギョンは心に嘘がなくて、もはや清々しい。
素直に生きる等身大の10代に、きらめきを感じました。

映画を観る方へメッセージ

ふたりの瑞々しい青春が輝く映画です。
イギョンもスイも、人間らしく生きている。
2人の夏を覗いてみてください。
是非お楽しみに!

伊瀬茉莉也(スイ役)コメント

スイを演じてみて印象に残ったこと

スイは、一見すると明るく快活な女の子ですが、その内側には誰にも見せていない不安や寂しさ、そして「好き」という気持ちに対してまっすぐすぎるほどの純粋さがあります。
そんな不器用で、でもとても愛おしい彼女の想いを声にのせて届けられるよう、心を込めて演じました。

映画を観る方へメッセージ

高校生から大人へ――
胸がギュッと締めつけられるような切なさと、優しい光に包まれるようなぬくもりが交差する、そんなかけがえのない時間を描いた物語です。
誰もが成長の中で一度は通る、戸惑いや葛藤、揺れる気持ち。
その時にどう選択したとしても、きっとそれは後の人生の糧となり、自分の中で静かに息づいていくものだと思います。
この作品が、観てくださった方それぞれの大切な記憶や想いに寄り添い、ふとした瞬間に心をあたためる存在になれたら嬉しいです。

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■公開情報
『The Summer/あの夏』
8月15日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにてロードショー
監督:ハン・ジウォン
原作:『あの夏』(チェ・ウニョン著、古川綾子訳/亜紀書房/『わたしに無害なひと』収録)
配給:ファインフィルムズ
2023/韓国/韓国語/カラー/61分/英題:The Summer
©2023 LAFTEL ALL RIGHTS

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