武内駿輔は『北斗の拳』ケンシロウ役にうってつけ “新世代のダンディ声優”としての躍進

新世代の“ダンディ声優”武内駿輔

 2026年に放送・配信される新作アニメ『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』のメインキャストが決定。神谷明のボイスでお馴染みだった主人公・ケンシロウ役の新声優として武内駿輔が抜擢され、大きな話題を呼んでいる。

『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』ティザーPV!!|Teaser trailer!!

 武内といえば、2015年にTVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』のプロデューサー役でブレイクした男性声優。現在27歳の若手でありながら、落ち着きのある低音ボイスと貫禄に満ちた演技が特徴で、“ダンディズム”あふれるキャラクターを多数演じてきた。

 たとえばその代表格と言えるのが、『KING OF PRISM』シリーズで演じている大和アレクサンダー。「ストリートの暴君」の異名をもち、鍛え上げられた鋼鉄の肉体と男らしい言動によって強烈なインパクトを与える登場人物だ。

 『KING OF PRISM by PrettyRhythm』では、メインキャラクターの1人・仁科カヅキを「アイドル気取り」で「ヘラヘラ媚を売っている」と痛烈に批判。続く『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』では“軟派なプリズムショー”を終わらせることを宣言してステージに立つと、鍛え上げられた腹筋から爆弾を放って会場を爆撃するのだった。

 武内は大和アレクサンダーの激情をその演技によって巧みに表現する一方、『EZ DO DANCE』の歌唱シーンでは美声と圧倒的な歌唱力を披露していた。

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』予告映像(60秒Ver.)

 また、2022年に公開された劇場アニメ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』も代表作に挙げられる。

 同作で武内が演じているククルス・ドアンは、元ジオン軍所属の逃亡兵。自身が参加した作戦のせいで戦災孤児となった子どもたちを守るため、ザクに乗って奮闘するという役どころだ。

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』©︎創通・サンライズ

 パイロットとしての腕前は“赤い彗星”と並び称されるほどで、歴戦の戦士という風格を醸し出しているが、決して戦いを好んではいない。むしろ、つねに悲しみを背負ったような表情を浮かべており、ハードボイルドな格好良さのある人物だった。

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる