武内駿輔は『北斗の拳』ケンシロウ役にうってつけ　“新世代のダンディ声優”としての躍進

　そのほかにも武内は、さまざまな代表作に恵まれている。2021年に放送された『先輩がうざい後輩の話』では、主人公・五十嵐双葉が恋をする武田晴海役を担当。ややガサツではあるが面倒見がいい“頼れる先輩社員”を演じていた。

　さらに7月から第2期の放送が始まる『怪獣8号』では、元陸上自衛隊ホープというキャリアをもつストイックな隊員・神楽木葵役を担当している。

　いずれの作品でも、武内は20代とは思えないほど貫禄のある演技を披露しており、大御所クラスの声優と共演しても遜色がないほどの迫力。低音ボイスを生かした男らしさの表現も巧みで、並みの若手声優とは一味違う個性を感じさせる。

　『北斗の拳』のケンシロウは寡黙に己の道を突き詰める武人でありながら、その内側に熱い魂をもったキャラクターなので、武内はうってつけのキャストと言えるのではないだろうか。

　実際にティザーPVでは、お馴染みのセリフ「お前はもう死んでいる」を完璧な渋さで表現しているため、期待は高まるばかり。『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』の放送開始を楽しみに待ちたい。

■放送・配信情報
『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-』
2026年放送・配信予定
キャスト：武内駿輔（ケンシロウ役）、山下大輝（バット役）、M・A・O（リン役）
原作：『北斗の拳』原作・武論尊、漫画・原哲夫
©武論尊・原哲夫／コアミックス, 「北斗の拳」製作委員会
公式サイト：hokuto-anime.com/
公式X（旧Twitter）：@hokutonokeninfo